先月22日に挙行された「即位礼正殿の儀」に続く重要な儀式「大嘗祭」が今月14、15日に予定されている。新たに即位した天皇が国の安寧や五穀豊穣を祈る儀式で、1300年以上の歴史がある。ところが今回、この儀式の舞台「大嘗宮」をめぐって論争が起きていたことをご存知だろうか。
 大嘗祭のためだけに造られる「大嘗宮」は大小約40棟の建屋からなり、前回は主要の3つの建物の屋根は歴史ある「茅葺き」だった。しかし今回、宮内庁は経費削減のため、全てを「板葺き」に変更すると発表したのだ。