人間の中には、見たものを一瞬で記憶できる能力を持つ者がいる。瞬間記憶能力、フラッシュ記憶など様々な呼び名があるが、AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Saturday~」11月9日放送回に生出演したボートレースアンバサダー・植木通彦も、そんな能力の持ち主だった。
植木は生涯賞金22億円を超える伝説的ボートレーサーで、現在はボートレースの発展に尽力。当番組にもご意見番としてレギュラー出演し、元超一流選手ならではの視点でレース展開を解説している。この日は平成ノブシコブシの徳井健太、巨乳グラドルの葉月あやらと共演。番組指定レースでの予想中、徳井がおもむろに「太田(和美)選手は松井(繁)選手のちょっと下なんですか?」と植木に質問すると、その返答に周囲が驚愕した。
「そうですね。松井選手は3415番で、太田選手は3557番ですから」。資料を見ずにスラスラと発言した植木は、選手の顔と登録番号をセットで記憶しているというのだ。「凄い! そんなの覚えているんですか」と興奮した徳井は、「そっち系なんですか? フラッシュ記憶をお持ちなんですか?」と畳み掛けるように質問。同様に見たものを一瞬で記憶できる先輩芸人・千原ジュニアが「運転していると、前の車のナンバーが忘れられなくなる」と語っていることも伝えた。
植木は「携帯電話に登録するまで電話番号は全て覚えていた」と告白。過去のレースも「場面でそのまま覚えている」「画面とその時の感情が一緒になる」とのことで、現役時代は「覚えているからレースのリプレイは見なかった。走りながら反省した」とも付け加えた。また、「最初に優勝した時の表彰式でのファンの顔や距離、照明の強さも覚えている」ともコメント。一番印象に残っているレースは「けがをした時」だそうで、「雰囲気とか匂いとか、寒さを覚えている」とも続けた。
常人離れした感覚に、徳井は「匂いを記憶できる人もいるんですよ。やっぱり天才なんだ」と納得。「これが超一流と一流の違い」「みんなで座ってるから普通のおじさんに見えるけど、王、長嶋レベルの天才だから」とボートレース初心者の葉月に力説しながら、改めて植木の偉大さを実感した様子だった。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)