将棋の順位戦A級6回戦が12月2日に行われ、羽生善治九段(49)と糸谷哲郎八段(31)との対局は、午後6時から40分間の夕食休憩を終えて夜戦に入った。
羽生九段、糸谷八段ともに、今期の順位戦A級での成績は2勝3敗。豊島将之名人(29)への挑戦権争いは、渡辺明三冠(35)がただ一人の5連勝を飾るなど首位を快走している。今期は挑戦権争い以上に、残留争いが激化しそうな様相だ。
順位戦A級から降級するのは下位2人。成績が並んだ場合は、前期の成績を元にした順位が上の棋士が優先される。現在、降級圏内には佐藤天彦九段(31)がいるが、順位は1位のため、追いつかれた棋士はもれなく佐藤九段より下位になる。
持ち時間は各6時間で、先手は糸谷八段。戦型は角換わり腰掛け銀の出だしから進行。昼食休憩まで、わずか6分しか持ち時間を使わなかった糸谷八段だが、途中2時間2分に渡る大長考があった。夕食休憩前には、羽生九段も1時間3分の長考をしている。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
羽生善治九段 山菜そば 糸谷哲郎八段 inゼリー(エネルギー)×3
【夕食休憩時の残り持ち時間】
羽生善治九段 1時間31分(消費4時間29分) 糸谷哲郎八段 3時間42分(消費2時間18分)
(AbemaTV/将棋チャンネルより)