ボートレーサー・仲谷颯仁は母の応援が原動力 グランプリ出場を目標に「強さを求める」
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 立ちはだかる高い壁。ボートレーサー・仲谷颯仁は、その高い壁を「強い気持ち」で何度も乗り越えてきた。

 AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Friday~」12月6日放送回で特集された仲谷は、高校生までサッカーに熱中。進路で迷う中、部活のトレーナーに勧められたことでボートレーサーという職業を選択した。養成所時代はトップの勝率。デビュー前から期待されたものの、2014年11月ボートレース若松でのデビュー戦は、初出走でまさかのフライングを犯してしまった。

 期待され過ぎたことへのギャップに困惑して「頑張り過ぎた」と仲谷。そんな厳しい状況でも「A1級に上がれるように」「SG出場の夢を叶えるように」と気持ちを切らさずに「誰よりもボートに乗っていた」と、当時を振り返る。努力が実って2017年後期にA1級へ昇格すると、同年12月、ボートレース住之江での「グランプリシリーズ」にてSG初出場。5日目には初勝利を挙げるも、またしても大きな壁にぶち当たった。他のレースは5着2本、6着4本の成績。「全然、通用しなかった」「納得できないというより、悔しい」と当時を振り返る。

 「最高の状態で挑める調整力が必要」。SGの厳しさを肌で感じた仲谷はさらなる努力を重ねると、2018年2月、ボートレース若松での「九州地区選手権」にてGI初優勝。「養成所に入るのは大反対されたが、今はすごく応援してくれている」と、表彰式では母への感謝の言葉が無意識に出たという。

 今後の目標は「グランプリシリーズに名を連ねる」こと。「毎年出場できれば、賞金王を取れる確率も高くなる」と、ひたむきに「強さ」を求める仲谷はどんな壁でも乗り越え続ける。

(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)

▶映像:ボートレーサー・仲谷颯仁、「グランプリシリーズに名を連ねたい」

高校まではサッカーに打ち込んだ仲谷
高校まではサッカーに打ち込んだ仲谷