6日のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した作家でブロガーのはあちゅうが、厳しい批判を浴びた「血液クレンジング」にまつわる炎上騒動について語った。
「血液クレンジング」とは、100ccほどの血を抜き、オゾンを混ぜて再度体内に戻すという療法で、一定の医療機関に広がっているとされるが、厚生労働省は効果やリスクについて現時点では把握できていないとしているものだ。過去にはあちゅうのみならず、多くの有名人が施術を受けたことをSNSなどに投稿し、拡散したことで非難を浴びている。
はあちゅうは炎上を振り返り、「理由は2つあった。1つはステマを疑われたこと、2つ目は偽医療を拡散したこと」と分析。
まず、ステマ疑惑や著名人が情報を拡散することについては「ステマに関しては、7年前に本当に良いものだと誤認し、自腹で家族まで連れて行った。もしかしたら芸能人の方の中にはステマの人がいるかもしれないが、私は“ステマではない”と宣言している。それでも“ステマだろう”という声が止まないし、そういうふうに思い込んでしまっている人にはなかなか声が届かないと感じている。以前も偽医療だということで炎上したのでブログは消したものの、今までに3回引っ越しているので、2つのブログでは消えていたが、一番最初のブログがまだ残ってしまっていた。それを見て、“3回も好意的な体験記を書いているのはステマだろう”と炎上しているということだ。今回、インフルエンサーの拡散責任もまとめられて話題になっているが、クリニックや医師についてはまとめられていない。そこに対しては、すごくもやもやしたものが残っている。以前もダルビッシュ投手が健康本をツイートしたら、“それは偽医療だ”と炎上してしまった。でも私からすれば、出版社が責められず、なぜダルビッシュさんだけが責められるのかが分からない。インフルエンサーはそういうときすごく叩かれやすいし、ステマではなく本当にいいと思って薦めていたものがダメだった場合の責任の取り方、拡散の責任はどうしたらよいのだろうと思った」と説明。
また、偽医療に関しても、「当時、血液クレンジングはテレビや雑誌でもすごく取り上げられていて、ブームになっていた。私が通ったクリニックも駅前の大きなビルの半分が病院で、『Forbes』などの名だたる雑誌に取り上げられているところだ。そこのお医者さんが“効くよ”と言って、お金を払って受けているものの体験記を書いたら、それが偽だということで、“なぜ見破れないのか”“なぜ拡散したのか”という声がたくさん来た。そもそもどこからどこまでが偽医療なのか、私にはよく分からない。この間、BuzzFeed Japanの取材を受けたが、私が子どもを産んだ産院も“トンデモ医療の場所なんだ”と、
あなたが今まで受けた医療の中もあれもこれも、偽医療だということを記者の方はおっしゃっていた。そこまで全てが偽医療なら、ちょっと線引きできないなと思ったし、エステ、ハーブティー、整体、サプリメント、色々、効果がどれほどあるのか、実感として分かりづらいものはたくさんあると思う。その中で、なぜ血液クレンジングだけこれだけ炎上しているのか分からない。ドイツの一部では保険が適用されていたり、医者の中でも信じているが、確かに偽医療だという人もいる。そこに関して我々は医療従事者ではないので分からない。例えば予防接種が良いものと思っていて拡散していたのが、明日から予防接種が実はダメだった、偽医療だったとなったら、どうしたら良いのだろうとは考える」と語った。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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