12月13日までスペイン・マドリードで開催されている、地球温暖化対策などを話し合う「COP25」に合わせ、プラド美術館とWWF(世界自然保護基金)が共同で気候変動への警告キャンペーンを行っている。
WWFはTwitterで「“地球の気温が1.5度以上上昇してしまったら……”世界的に知られている絵画に何が起こるかを想像しました」というコメントとともに、名画を加工した作品を投稿。
ディエゴ・ベラスケスの「馬上のフェリペ4世」は、気温の上昇により海面が上昇したため、ほとんどが水没してしまい、馬が苦しそうにしている様子が描かれている。ヨアヒム・パティニールの「ステュクス川を渡るカロン」は気温が上昇したために干ばつが起こり、川が干上がって作物が枯れている姿に描かれている。
また、ホアキン・ソローリャの「浜辺の少年」は、気温の上昇により海の生物が死滅し、海岸に魚の死骸が打ち上げられている様子が描かれている。
これらの作品はプラド美術館の公式TwitterやWWFのホームページで現在公開中で、各国政府に向けた「世界の気温が1.5度以上上昇しないことを要求する」というメッセージが添えられている。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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