エスコバル社が販売する折りたたみ式のスマホ「エスコバル・フォールド1」が世界的な話題となっている。
同機種は7.8インチサイズのアンドロイド搭載SIMフリー端末で、価格は128GBモデルが約3万8000円で、日本からも通販が可能という。
最大の特徴は、桁違いの強靭さを誇る折りたたみ式のスクリーン。特殊なプラスチック製で、同社の創始者であるロベルト・エスコバル氏は「本当に壊そうと思ったら、燃やす以外方法がない」と海外メディアの取材で語っている。
スマホジャーナリストの石川温氏は同機について「とても安くて驚きました」と、同じ折りたたみ式のスマホ「Galaxy Fold」の7分の1ほどの価格設定に驚きの声をあげていたが、「サムスンやファーウェイなどは(折りたためる画面の)耐久性に技術力を投入している。このスマホは『単に曲がる』とは思うのですが、製品としての完成度は低いんじゃないのかなぁ」と性能面については懐疑的な目で見ているようだ。
同社創始者のロベルト氏は、コロンビアの巨大麻薬組織「メデジン・カルテル」を結成した麻薬王パブロ・エスコバル氏の兄で、同組織で会計担当を務めていた人物。
パブロ氏は1970年代後半~80年代初頭にかけて、世界に出回るコカインの80%以上に関わっていたと言われており、87年~93年には米フォーブス誌に世界的な大富豪として掲載されている。93年に現地の治安当局に銃撃され44歳で亡くなったが、近年でも彼の生涯を扱った映画やドラマが多数制作されている。
一方のロベルト氏は薬物に関連した罪で10年間服役していたが、出所後はパブロ氏の家を案内するツアー会社を立ち上げるなどの事業に携わっていた。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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