16歳の環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんがTwitter上でドイツ鉄道とバトルを繰り広げ、話題を集めた。
グレタさんはTwitterで床に座っている写真とともに「混雑しすぎの列車でドイツを移動中です。やっと家に帰るわ!」と投稿。すると、それを受けてドイツ鉄道はTwitterで「親愛なるグレタさんへ 列車にご乗車いただきありがとうございます。ファーストクラス(一等車)であなたをおもてなしした弊社スタッフにも触れていただけたらなお良かったのですが(抜粋)」と投稿し、実際はファーストクラスに座れていたことを指摘。
その後、ドイツ鉄道はプレスリリースでも「(グレタさんは)フランクフルト駅以降はファーストクラスに座っていた」と発表している。
グレタさんはドイツ鉄道の投稿を受けて「当初のツイートは“ドイツ鉄道に問題がある”と言うつもりはなかった」と釈明し、「乗っていた電車に運行トラブルがあり、一時的に床に座ったことは事実」としながらも、途中からファーストクラスに座ったことを認めていた。また、最終的には「混雑しすぎの列車は需要が高いことを表している。素晴らしいことだわ!」とドイツ鉄道を称賛している。
番組コメンテーターを務めるBuzzFeed Japanの神庭亮介記者は「(グレタさんだけに話題が偏って)気候変動問題がどこかに行ってしまっている」と指摘。「一回グレタさんのことは忘れて、気候変動についてみんながどう思うのかというのを自分なりに考えた方が建設的じゃないかなと思う」と、グレタさんに注目が集まりすぎて、気候変動問題についての議論が疎かになりつつある現状に釘をさした。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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