『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、野性爆弾のくっきー!が登場し、売れなかった暗黒時代のしくじりを授業した。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”に平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、次長課長の河本準一、タレントの黒木ひかり、女優でモデルの井桁弘恵らが出演。
くっきー!といえば、顔を白く塗って有名人の顔に似せる「白塗りモノマネ」で大ブレイク。国内外で行われた展示会「超くっきーランド」の総来場者数は55万人を超え、ニューヨークで出展した絵画は5作品で1100万円で売却されるなど、アート方面でも活躍中だ。
今でこそ超人気芸人となったが、芸歴25年の中でちゃんと食べていけるようになったのは3年ほど前からだという。オードリーと平成ノブシコブシは10年目、ハライチは5年目で売れているが、なんとくっきー!は売れるまで22年もかかったのだ。
客のことを考えず、独自の世界観をゴリ押しするスタイルで、22年という長い下積み生活を生み出してしまった野性爆弾。デビュー5年目で呼ばれた“お嬢様大学”の学園祭では、局部を切り取るネタを披露し、出禁を食らってしまい、さらに毎年呼ばれていた吉本芸人はその年を堺に呼ばれなくなるという事件が起きた。
当時、野性爆弾は「客に合わせる芸人はクソ」というポリシーで、自分がやりたい芸だけを披露していた。番組で、当時やっていた”世界観押し付けネタ”の例として「バキュームカーの“肥え”で顔を洗う」「オチの前に止まって動かなくなる」「孵化したばかりの亀の赤ちゃんを潰す」などのネタが紹介されると、これにはスタジオの出演者たちもドン引き。
こうしたネタをやり続けた結果、ライブを見に来ていた客からもアンケートでバチギレされ「二度と来るな」「意味がわからん」などと書かれたことも。しかし「お笑いは芸人仲間の反応がすべて」だと思っていたくっきー!は、客から何を言われても「ピクリともショックじゃなかった」という。
さらに養成所で同期だった次長課長・河本は「芸人が舞台袖に見に来る数は野性爆弾がダントツで多かった」と告白。客にウケなくても、舞台袖に帰れば同期が「おもしろかった」と言ってくれるため、アンケートで酷評されても気にならないのだ。ついには、ロケで店主がスタッフにバチギレする事件が勃発……? 続きはAbemaビデオ(期間限定・無料)で配信中。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)