今やボートレースの代名詞とも言えるモンキーターン。その誕生秘話を生涯獲得賞金22億円超えの超一流ボートレーサー・植木通彦が語った。
植木は1月18日、AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Saturday~」に番組ご意見番として生出演。平成ノブシコブシの徳井健太らと番組指定レースの予想を楽しむ中、植木のSG初制覇の話題が上った。1993年、ボートレース戸田での「総理大臣杯(現・ボートレースクラシック)」。外枠から勝利を決めたのは24歳の時だった。
「運良く」「おかげさまで」と謙遜した植木。徳井からは「周りは30代、40代の先輩なわけですよね」「先輩を沈めて勝つなんて気持ちいいでしょうね」と言われるも、植木は「いいレースをして先輩に認められたい一心でやっていた」コメントして、「たまたまモンキーターンが決まり手になったから、そこから名前が知られるようになった」とも続けた。
それを聞いた徳井から「モンキーターンの生みの親なんですよ」と共演者の女流雀士・和泉由希子らに伝えられるも、植木は以前から「実際に、やられている先輩がいた」と告白。先輩ボートレーサー・飯田加一選手がモンキーターンの創始者だと説明した。飯田は「体が硬い」など様々な理由で、当時は正座が主流だったターンを改良。「タイムに2秒ほどの差が生じた」ことから植木もモンキーターンを習得したのだそうだ。
ただ、従来のターンと比べて転覆のリスクが大きいことから、ひたすら「転覆をしない練習をした」とのこと。「桐生(順平)選手や茅原(悠紀)選手は、それをもっと進化させている」と現役トップレーサーたちを称える場面もあった。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)