こんにちは。青木真也です。

近年、静岡市の「サウナしきじ」がメディアでとりあげられて注目を集めています。高校サッカーでは僕の母校・静岡学園が全国優勝を達成。全国的にも注目を集める静岡市です。まったく関係ないのですが静岡出身の僕としては気を良くしています。無理矢理にでも関係を持たせるのであれば、「サウナしきじ」と僕の実家は近所で「サウナしきじ」の井戸水と実家の井戸水は同じ水脈であることくらいでしょうか。

確かに実家の水は冷たく柔らかいのだけれども、その水が当たり前に育ったから特別に感じることもなく、イマイチ感動を共有できなかったのだけれども、東京暮らしが長くなるにつれて水の特別さに気がつきました。最近はしきじの水風呂に感動できています。

しきじのサウナと水風呂は各メディアで評判が出ていますが、マット界のサウナ好きとしての見解をここに残しておきます。しきじのサウナが素晴らしいことはわかりきった話なので、ここでは省略します。最近のしきじは人気があり過ぎて混み合っていて、土日の夜は待ちが出ていたりします。混雑するとサウナ室の出入りが激しくなるので、サウナの温度を保つのが難しくなります。できる限り混雑の時間帯を避けてサウナに入ることが、納得のサウナを味わう上で大事になってくるのはご理解いただけるでしょう。そこでお勧めは朝の6-9時の時間です。平日であれば、朝8時をまたぐとみなさん出勤で人が減るので、極上のサウナと水風呂を味わうことができるのでお勧めです。

さて本題に入ります。地元静岡にDDTプロレス静岡大会で凱旋してきました。

数千、数万人の大会場ではなく、100人から150人の小さな会場だから、凱旋と言えば聞こえがいいけれど、いつもの丁寧な闘いを静岡のお客さんに見てもらう機会でした。静岡の友人たちや昔からの知り合いが会場まで見にきてくれて、元気にやっている姿を見せることができてよかったです。静岡を18歳で離れているので、東京生活の方が長くなっているにもかかわらず、「試合をするよ!」と声を掛けたら切符を買って会場まで来てくれる方がいて、自分の地元を意識するし人の繋がりに助けられます。

静岡と東京は新幹線を使えば55分。自由の利く仕事だからこそ2拠点もありだなと毎回思ってしまう暮らしやすさが静岡です。自分の格闘技がひと段落したところで静岡に帰ろうとずっと言っているけれど、実現しないでいます。コンディションがよすぎるのは嬉しい話だけど、2拠点生活と隠居が全く現実味を増さないのです。

目標は引退であり隠居だけれど生きている限りは難しそうだから、今日もコツコツと生きていきます。

文/青木真也(格闘家)