放送席困惑、会場からは悲鳴…衝撃TKOに“ドクターが集合”「選手の腕が…」
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「え、どうしたの?」

 突如起こったそのシーンは、放送席が困惑し、会場からは悲鳴が上がるほどの衝撃的なTKOだった。

 1月26日に行われたプロ修斗後楽園ホール大会「Shooto2020#01」、手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会)と魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)との対戦中に選手が左腕を脱臼。リング上で逆方向に曲がった腕を確認したレフェリーが即刻試合を止め、ドクターが選手のもとに駆け寄る衝撃的なTKOシーンが起こった。

 魚井はランキングが6位、最近ではRIZINでも活躍中で、その名の通り“豪腕フルスイング”の打撃が持ち味の選手だ。一方、元UFCファイターの手塚もランキング10位に付ける強豪。この一戦は修斗の2020年のバンタム級を占うランカー同士の対戦だ。

 1R、勢いよく左のオーバーハンドを繰り出し、その名のとおり“フルスイング”で入った魚井だが、手塚のシングルから首尾よく移行したダブルレッグで早々とテイクダウンを奪われてしまう。グランドでの攻防、執拗にボディに拳を打ち込む手塚に魚井は終始コントロールされ、5分間を終える。

 仕切り直しの2R。打撃戦から入ったがここでも手塚が得意の正面からのタックル。タックルを切りにいった魚井だが、肩に乗るような形で前方に落下。左手をマットに着くと同時にヒジが逆方向にグニャリと曲がってしまった。

放送席困惑、会場からは悲鳴…衝撃TKOに“ドクターが集合”「選手の腕が…」
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(C)KEISUKE TAKAZAWA

 着地直後に「ウゥッ」という声を漏らした魚井は左腕を一度確認し、右手で棄権を知らせるタップで意思表示。異変を察したレフェリーも即刻、試合を止めた。事態を把握できない後楽園のファンは一瞬静まり返ったが、スローでのリプレイが会場に流れると、事態の深刻さを知ったファンの悲鳴で後楽園ホールは何とも言えない雰囲気に包まれた。

 腕が逆方向に曲がるアクシデントといえば、昨年のONE日本大会での仙三が腕を決められ脱出時に脱臼というアクシデントもあったが、今回は落下で手をついての負傷。あまりの衝撃的な光景に試合を放送したAbemaTVの視聴者からは「うわあ」「痛てえぇ」と声にならないコメントが続々と寄せられたが、解説を務めた佐藤ルミナ氏は「それほどプレッシャーが強かったということだ」と冷静な視点で手塚の勝利を称賛した。

 魚井のケガの症状について気になるところだが、試合終了後、魚井は自身のツイッターで「とある理由で、あまり今携帯を触れません…個別での連絡や挨拶 少し待ってください!! 病院先行ってきます」と気丈なコメントを寄せると、その後、数時間を経て再び「家まで付き添ってもらいました。感謝 今日の情けない試合を、きっかけにします。次回お客様方に試合を観てもらう時までに、必ずもっともっとMMA選手として強くなります」と再起を誓っていた。

【映像】放送席も困惑、ドクター集結の衝撃TKO

衝撃TKO決着!! 手塚基伸 vs 魚井フルスイング | 動画視聴は【Abemaビデオ(AbemaTV)】
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