2月8日(土)から11日(火・祝)までの4日間、豊橋競輪場にて『第35回・読売新聞社杯全日本選抜競輪』という今年最初のG1レースが開催されます。

元々は都道府県単位でチームを組んで、種目別に個人優勝と団体優勝を競い合った特別競輪『全国都道府県対抗競輪』として開催していましたが、第26回大会開催前に甲子園競輪場にて地元住民から猛烈な反対を受けて中止に。それからしばらくして都道府県ではなく、全国8地区の成績上位者を集めて行う『全日本選抜競輪』として復活したのです。

1985年(昭和60年)に前橋競輪で第1回が行われてから35回目となる今年は、豊橋競輪場で初開催となります。北日本地区、関東地区、南関東地区、中部地区、近畿地区、中国地区、四国地区、九州地区の8地区。昨年は九州地区の中川誠一郎選手が優勝を果たしましたが、今年はどの地区のどの選手が優勝するのか? 個人の優勝はもちろん、地区での優勝を目指す気持ちも他のレースよりも強くなるのが、『全日本選抜競輪』なのです。

さて、舞台となるのは1949年(昭和24年)に中部地区で初の競輪場として開設された豊橋競輪場。1967年(昭和42年)に333メートルバンクから400メートルバンクへと改修されたため、カントがきつめで直線が長く、捲りや追い込みが決まりやすいという特徴があります。4角からゴール線までの攻防が迫力満点なので、その辺りでの観戦がオススメです。

昔ながらの雰囲気を残した場内。それを生かすように2005年(平成17年)、競輪人気全盛の昭和30年代の「駅舎」をモデルとしたデザインに改築したことで、入口からレトロな魅力があふれています。なので豊橋市民に「市電」の愛称で親しまれている路面電車、できれば現役の古い車体(3200形や3500形)に乗って来場していただきたい。レトロな車体で競輪場へ着くと目の前には昭和の駅舎で木製看板には「豊橋けいりん」の文字。タイムスリップ感を存分に味わえます。

ちなみに市電利用者には開催中毎日先着250名さまに競輪場前電停にて場内食事補助券付きカイロがもらえるのでお得。場の入口(正門・東門・北門のいずれでもOK)でも初日の8日(土)は豊橋競輪オリジナルタオル&場内食事補助券、9日(日)は全日本選抜競輪オリジナルタオル&場内食事補助券、10日(月)はブラックサンダー&場内食事補助券、11日(火・祝)はネックウォーマー&場内食事補助券を先着入場者500名さまにプレゼントなので、朝イチに行くのはお得ですよ♪

場に着いたらまずは腹ごしらえ。正門からまっすぐ行って左手には昭和30年代の「商店街」とイメージした「北売店」があります。「まんぷく横丁」や「来福食堂」など、レトロな名前が立ち並ぶ商店街。「かじ屋亭」の豚汁ライスで身体あったか満腹で勝負に向かうのがオススメです。

メインスタンドを挟んで1角側にあるのは昔ながらの競輪場の売店街「南売店」。豊橋競輪名物の「どて煮」や肉がデカすぎ安すぎの「焼き鳥」などがずらっと揃ってます。勝負の前にまずは一杯というお客さんにはオススメのエリア。千円でべろべろになれる、いわゆる“せんべろ”可能なお店ばかりです。

ちなみにどて煮はメインスタンド内にある「食事処豊」でも堪能できるので、特別観覧席で観戦する方もご安心を。

これら以外にも開催中は「餃子マルシェ」というグルメカーが南発売所付近に出ます。浜松・宇都宮・豊橋などの餃子名店10店舗に豊橋カレーうどんが食べられるとのこと。北のイベントステージ付近にもその他のグルメカーが出るので、食べ歩きも楽しめますね。

イベントも盛りだくさんで、初日の8日(土)はお笑いコンビ・ミキのライブ、9日(日)はお笑いコンビ・チョコレートプラネットのライブ、最終日11日(火・祝)はタレント・ゆきぽよのトークショーもあり。

お父さんは競輪のビッグレースを、お母さんと子どもたちはグルメにショーを楽しむ。家族みんなで楽しめる催しやサービスが盛りだくさんあるのが競輪グレードレースのいいところ。車券はネットで買うという人も本場へ足を運ぶと、いつも以上に競輪を楽しめると思いますよ。レースの臨場感も配信とは比べものにならないので、ネット投票が可能なスマホやパッドを片手に是非本場へ♪

文・ウエノミツアキ

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