将棋の朝日杯将棋オープン戦準決勝・決勝が2月11日に行われ、千田翔太七段(25)が棋戦初優勝を果たした。準決勝では3連覇を目指していた藤井聡太七段(17)に快勝。続いて行われた決勝でも、永瀬拓矢二冠(27)を攻め立て、栄冠に輝いた。
千田七段は、2013年4月に四段昇段。デビュー直後から高勝率を誇ってきた。将棋ソフトを活用した研究でも知られているが、この日も研究の成果をいかんなく発揮。研究の範囲内と思われる場面では、指し手に時間をかけずにどんどん指し進める場面もあった。優勝のインタビューでは「いろいろな棋戦で準優勝をしてきたんですが、朝日杯も準優勝でコンプリートするのもあれなので、そろそろ取りたいなと思っていました。ホッとしております」と微笑んでいた。