すれ違う気持ちに耐え切れず、離婚を決意した夫婦が初めて出会った大学時代にタイムスリップし、人生をやり直していくヒューマン・ラブコメディ『ゴー・バック夫婦』がAbemaTVで初放送。もう一度、「あの頃」に戻れたら、あなたはどんな選択をしますか?
大学時代に熱烈に愛し合い結婚したものの、14年後の今は仕事や生活に追われ、相手の存在にうんざりしてしまっているジンジュ(チャン・ナラ)とバンド(ソン・ホジュン)。そんなある日、バンドが浮気していると誤解したジンジュは離婚を宣言。指輪を外してそれぞれの人生を歩もうとしたふたりだったが、翌朝、目覚めて見たのは、14年前の自分の顔だった。
『マンホール~不思議な国のピル~』や『イニョン王妃の男』など、タイムスリップを使った韓国ドラマは様々あるが、「夫婦そろって時間を逆行してしまう」という点が『ゴー・バック夫婦』のユニークなところだ。大学生に戻ったふたりは、若々しいルックスに戻ったことを発見して喜ぶが「心は30代後半」なので、時々“おばさん”、“おじさん”らしさ満点の発言をしてしまい、周囲から不審に思われる。また、「同じ間違いは繰り返さない」と決め、かつて好感を持っていた別の相手と親しくなろうとするものの、お互いの行動が何かと気になってしまう……というところも面白い。ジンジュとバンドの本音たっぷりのやり取りで笑わせつつ、“現在”では亡くなってしまっている母との“再会”を喜ぶジンジュの姿など、胸にしみるシーンもたっぷり描かれている。また、デートで大ヒット映画『シュリ』を見にいくなど、99年当時の大学生たちの姿を見ることができるのも楽しい。
99年と17年のジンジュを違和感なく演じるのは『運命のように君を愛してる』のチャン・ナラ。かつてあこがれた先輩との恋愛に心ときめかしながらも、“現在”に置いてきてしまった息子ソンジュのことを忘れられない複雑な心境をていねいに見せている。現在の彼女が感じている孤独や母親との関係は、日本でもベストセラーとなった『1982年生まれ、キム・ジヨン』(映画版で主人公の母に扮したキム・ミギョンがこのドラマでジンジュの母を好演!)とも共通する。
製薬会社の営業職として医師たちの要求に応え続けるハードな日々を送っているうちに、妻ジンジュとの距離が離れてしまうバンド役は『応答せよ1994』での大学生役でブレイクしたソン・ホジュン。意地を張りながらもジンジュへの愛情がにじみ出てしまうところが、微笑ましい。さらに、ジンジュに好意を持つ先輩チョン・ナムギル役で『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』など話題作への出演が続くチャン・ギヨン、また東方神起のユンホもカメオ出演している。
『ゴー・バック夫婦』は2月21日(金) 21時より、AbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて放送される。
▶2月21日(金) 21:00~『ゴー・バック夫婦』【放送後1週間無料】