「メッセージの出し方、あの夜のタイミングに速報で休校要請が入って来たときのリアクションへの想像力をみると、今の与党のトップの人たちが想定している日本の国民像が、想定とズレている」
元セクシー女優で東京大学大学院卒の作家である鈴木涼美氏が、1日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』に出演。先週27日に安倍総理によって突然発表され、全国に混乱を招いている全国「臨時休校」騒動について、与党の想定の甘さやズレに苦言を呈した。
鈴木氏はその理由について「三世代で住んでいたり、奥さんが専業主婦だったり、もしくは政治家たちのようにフルタイムでお手伝いを雇うことができる余裕のある家ばかりであれば、あの要請が来てもパニックはさほど起こらないだろう。しかし、自民党が考えているよりも日本の今の家庭は貧しい。シングルマザーや日払い、さらに両親がともに接客業だったり、お母さんが看護師だったり…リモートワークが可能なホワイトカラーの家だったら、むしろ私立に行っているだろう。公立学校に通っている家庭像が見えていない」と述べた。
この意見に対して、お笑いタレントの千原ジュニアも「ほんまにそう」と賛同すると「何となく政治家の中で、日本を代表する家庭像として『サザエさん』が浮かんでいそう。母子家庭で働いていて、『しじみちゃん』みたいのを作った方がいいので」と冗談を交えて応じた。
一方、岡山県出身で東大出身の落語家・春風亭昇吉は「全国一律は馬鹿げている」と話すと「岡山の田舎を始めとする中国地方は何もなっていない。むしろ、山手線や新幹線などの交通を規制すべきだ」と私見を述べた。
【映像】元セクシー女優、一斉休校に持論
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