紙切り師の林家喜之輔さんの動画がTwitterで人気を博している。
喜之輔さんが3月1日、「コロナの影響で3月前半の仕事全部なくなった! 高座がなくて紙を切る場所がないからしばらくTwitterにあげてみようかな 普段の高座と違って時間の制約がないからいつもより細かいの切ります」という趣旨のメッセージとともに投稿した紙切りの動画は、3日13時時点で20万再生を超えている。
黒い紙を見事なハサミさばきで切りすすめ、出てきたのは木にしがみつくコアラの親子の姿。動画を見たコメンテーターのBuzzFeed Japan記者の神庭亮介氏は「生で見るのももちろんいいけど、Twitter(の動画)だと(手元に)寄って近くで見られるから、これはこれでありだなと思いました」と伝統芸能の新たな可能性についてコメント。
喜之助さんは今回大きな反響があったことについては「動画の反響は予想外でした。『切れないものはないです!』と胸を張って言いたいのですが、今は切れないものの方が多いと思います。今後もっとたくさんのものを切って『切れないものはない』と言えるようになりたいです」とコメントしている。
現在22歳の喜之輔さんは2014年、高校2年生のときに落語家の父のすすめで林家今丸さんに入門し、20歳で紙切り師としてデビュー。現在は浅草演芸ホールの寄席などに出演している。今後も動画投稿は続けていく予定だそうで、2日には映画ジョーズのポスターをモチーフとした新作を自身のTwitterで発表している。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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