『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、お笑い芸人のチャンス大城が登場し、「挫折を乗り越えるための授業」を行った。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、グラビアアイドルの大原優乃、女優の井桁弘恵、BOYS AND MENの水野勝が出演。
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NSC大阪校に8期生、13期生として2回通っていた大城。野性爆弾や次長課長とは13期生時代の同期だ。芸人仲間からは「同期の中で1番やばいけど、飛び抜けて天才」と評されているが、30年間まったく売れず、他の芸人に先を越されていく中で腐ってしまったという。
大城は「ダウンタウンさんみたいにテレビに出てキャーキャー言われたい!」とNSCの門を叩き、コンビを組んでネタを披露したところ、すべてのネタが芸人仲間にウケまくったという。しかし、デビュー後、エッジの効きすぎたネタは一般人には受け入れられず、スベりすぎて相方がツッコミを入れられなくなり、2年でコンビを解散した。
大城は環境を変えようと、大阪を飛び出し上京。これは「負けを認めず環境のせいにする」という、ドロップアウトする人の特徴の1つだと振り返った。
東京に行っても、大城は8年間スベり続け、相方を見つけても3回の解散を経験。一方、次長課長やブラックマヨネーズなど、同期たちは東京で大ブレーク。そんな同期の姿を見た大城は「東京もしょうもな!どうにでもなれ」と開き直ってしまった。
自暴自棄になり、ドロップアウトに向けて急加速する大城。財布を酔っぱらって川に投げ捨てたり、免許証を27回なくすなど、腐りきった生活を送っていた。
さらに、まともにネタで勝負できないことから、大城は「放送禁止用語をぶち込んでやる」と型破りなネタに走るように。「ダウンタウンのようにテレビに出たい」という初心を忘れ、テレビでは絶対に流せないネタを作ってしまっていた。
目標を見失った大城は、テレビにあまり出演していない地下芸人同士でつるむように。同じような状況の人たちと傷をなめ合うのも「ドロップアウトする人の特徴」だという。
自身の経験から大城は「腐ったときは同じ境遇の人ばかりではなく、違う考えを持った人たちとも交流しよう」と教訓を語った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)