『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、お笑い芸人のチャンス大城が登場し、「挫折を乗り越えるための授業」を行った。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、グラビアアイドルの大原優乃、女優の井桁弘恵、BOYS AND MENの水野勝が出演。
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芸人仲間から「飛び抜けて天才」と言われるも、一般人にはなかなか受け入れられず、自暴自棄になった大城。
東京に進出してから12年、自身が34歳のときに当時付き合っていた女性と“できちゃった結婚”をすることになり、腐った自分を変えるチャンスが訪れた。父親としてまともな人間になろうと思った大城は、初めて「家族のために、テレビに出られるポップなネタを作ろう」という気持ちが芽生えた。
そこで、ポップなネタをやる2時間の単独ライブを企画したが、コントは3本しか作れず、17分30秒で単独ライブは終了。「すみません。(コント)できませんでした」と舞台上で20人ほどの客に謝ったという。
その後もポップなネタがなかなか作れずにいると、妻は子どもを連れて出ていってしまった。2年で終わりを迎えた結婚生活を振り返って、大城は「家族に苦労をかけないためには、夢を忘れて堅実な仕事に就くべきだった」と教訓を語る。
36歳で仕事もお金もなく、家族も失った大城は「人生なんてホンマにもうどうでもええわ。樹海に行って死んだろかな……」という考えに陥った。
そんな何のために生きているかわからなくなっていた大城に、手を差し伸べてくれた芸人がいた。NSC大阪校8期生時代の同期、千原兄弟だ。毎月開催しているトークライブ「チハラトーク」に呼んでくれ、そこで大城は「クソみたいな自分のエピソード」を話した。すると、千原兄弟の2人がおもしろくなるように話を引き出してくれたこともあり、客席からは人生最大の爆笑が起こったという。
「多くの人から『おもしろかったよ』と言ってもらえた」と当時の喜びを語った大城。大城は、腐って開き直っている人たちに向けて「人のせいにするな、人のためになれ」と教訓を送った。人のせいにしても何も変わらないが「ありがとう」と言われるような行動をすることで、どん底から変われるという。
そして最後に「僕ができたんだから、できると思います」と力強いエールを送っていた。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)