ハンドボールの日本女子代表は、2020年の東京オリンピックで44年ぶりの出場を果たす。ソフトボールやキックボールなどとよく混同されがちなハンドボールは、バスケットボールのようにドリブルをしながらボールを運び、フットサルのゴールに投げ入れて点数を競う競技だ。

ハンドボール日本女子、44年ぶりのオリンピック出場で脚光「もっと魅力知って」
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▲元ハンドボール選手の川崎愛さん(※「崎」は正確には立つ崎の字)

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 ハンドボール名門校出身の元選手で、現在は会社員として働いている川崎愛さん(※「崎」は正確には立つ崎の字)によると、ハンドボールにはメジャースポーツと違った苦労がある競技なのだという。

 SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』(AbemaTV/アベマTV※毎週土曜21時から放送中)は今回『オリンピックで注目されないスポーツに青春を捧げました女子』がテーマ。日本中が注目するメジャー競技の裏には、脚光を浴びないマイナースポーツも数多く存在する。そんなマイナースポーツをこよなく愛する女性らがゲストとして登場し、その魅力について語った。

 ハンドボールでは、ボールのグリップ感を高めるため手に松ヤニを塗って持つことが認められているが、この独特のルールに川崎さんは「悩まされることが多かった」と振り返る。体育館の床が松ヤニでベタベタになってしまうため、試合後は掃除が欠かせない。さらに、松ヤニは洗濯で落ちず、ユニフォームも短期間で捨ててしまうという。

ハンドボール日本女子、44年ぶりのオリンピック出場で脚光「もっと魅力知って」
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 中には松ヤニNGの体育館もあり、その場合は指にテーピングをし、上に両面テープを巻きつけることで代用する。松ヤニと両面テープでは、感覚が異なるため、川崎さんは「松ヤニNGの体育館で試合が行われる際には前もって両面テープで練習を重ねていた」と苦労を語る。

 川崎さんが在籍していたチームはインカレ優勝メダルを獲得しており、自身の大学4年間のうち3年間はずっと全国1位だったという。大学1、2年生のときは選手として、その後体調を崩してしまい、3、4年生のときには選手をサポートするトレーナーとして活躍した。

 ハンドボールは2020年の東京オリンピックの競技のひとつであり、日本女子代表は開催国として実に44年ぶりの出場権を得た。川崎さんは「ハンドボール界はとても熱い状況なので、もっと皆さんにも知ってもらいたい」と語り、「メジャースポーツのように授業や部活で取り入れられるなど、幼少期からハンドボールの楽しさを学べるような環境があれば」と訴えた。

(AbemaTV/「Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~」より)

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