吉本興業所属のお笑いトリオ・ジャングルポケットの斎藤慎二が「涙のカリスマ」「邪道」ことプロレスラーの大仁田厚に強烈ビンタを見舞われる災難。さらに、大仁田の代名詞でもある「電流爆破デスマッチ」を新宿にある吉本興業の屋上で実施するという男の約束を交わした。
3月11日、さいたまスーパーアリーナでDDT名物の路上プロレスが開催された。PRIDEはじめ数々の名勝負が展開されてきたさいたまスーパーアリーナだが、路上プロレスの開催は初となる。しかも無観客試合であり、メインイベントでは大仁田厚の電流爆破マッチが行われた。つまり「さいたまスーパーアリーナ路上電流爆破」。破天荒としか言いようがない。
8人タッグマッチで大荒れの展開となった試合は、竹下幸之介が男色ディーノをフォール。フィニッシュはディーノの生尻への「電流爆破ケツバット」誤爆だった。路上プロレス史上最大級のインパクトを残した大仁田だが、それだけでは収まらなかった。
試合後の大仁田は、中継のMCを務めたジャングルポケット・斉藤に詰め寄ると「次は吉本の屋上で電流爆破じゃ!」からの張り手一閃。斉藤も思わず「はいっ!」と即答してしまい「吉本社屋電流爆破」実現の流れに。
これで終わりかと思いきや、大仁田はすかさず引き返して斉藤に水を噴きかけ、またも張り手。斉藤をボロボロにする“大仁田劇場”で場をかっさらった。
かつて新日本プロレスでも、アナウンサーとの涙の大仁田劇場でセンセーションを巻き起こしたが、令和になっても“大仁田力”は変わらず。対戦相手だけでなく周囲すべてを巻き込むカリスマっぷりで視聴者を魅了したのだった。
東京ドームに続いてさいたまスーパーアリーナ路上でも爆破マッチに成功した大仁田。「吉本社屋爆破」実現の可能性も、決してゼロではないだろう。