フローチャート(工程表)が掲載されている、理系のためのレシピ本がTwitterで話題を呼んでいる。
あるユーザーが「な、なんだこのレシピ本!? フローチャートがのっているのだが!?」と、「チューブ生姜 適量ではなくて1cmがいい人の 理系の料理」(1300円 税別)をTwitterで紹介すると、3万7000件以上のリツイートと10万件以上の「いいね」が集まった。
同書は理系出身の著者が、料理ができない自身の体験から学んだことをまとめたもので、5年前に発売されたにも関わらず、上記の投稿がバズった影響で3月11日にAmazonの「食品科学部門」で1位を獲得した。
同書はフローチャート以外にも、適量と表記されるような調味料を定規で測って「○cm」と記載したり、アクを「水溶性タンパク質」と記載したりと、これまでのレシピ本とは一線を画した内容になっている。
コメンテーターのノンフィクションライターで記者の石戸諭氏は「僕にはちょっとわからなかったんですが、料理は科学ですから、こういう本が出てくるのはいいことだと思います」と読んでみた感想を述べた。
出版元の秀和システムの担当者は「出版から5年ですが過去にもTwitterで幾度かバズったことがあり、そのたびに注文をたくさんいただいています。著者が実際に料理して理科実験のような計測をしながらだんだんと“料理感覚”を身につけていく過程を紹介している点がおもしろいところで、レシピ本を読んでもわからないという方にぜひ読んでもらいたい一冊です」とコメントしている。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)






