安斉かれん&三浦翔平インタビュー PVを見て“アユ”スイッチON!『M 愛すべき人がいて』裏話
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 平成の歌姫こと浜崎あゆみの誕生と、その裏にあった出会いと別れを描いたテレビ朝日×AbemaTV共同制作ドラマ 『M 愛すべき人がいて』。小松成美の同名小説をもとに、鈴木おさむが脚本を手掛け、ドラマならでは味付けをして実写化された。福岡から上京し、スターダムを上り詰めていくアユを演じるのはドラマ初主演の安斉かれん。「ポスギャル(ポストミレニアルギャル)」と呼ばれる次世代ギャルの一人として、その活躍が注目されている歌手だ。一方、レコード会社「A VICTORY」を設立し、日本の音楽史を塗り替える伝説を数多く作り上げた稀代のプロデューサーにして、アユを育て上げたマサを『教場』、『アライブ がん専門医のカルテ』など話題作に次々と出演している三浦翔平が務めている。90年代のヒットナンバーと共に、激動の音楽業界の光と影を描いた本作にW主演した安斉かれんと三浦翔平に、ドラマの魅力と見どころなど語ってもらった。

安斉かれん、PVを見て“アユ”スイッチON

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ーー実在する人物の役作りに当たって、その難しさはありましたか?

三浦:実在されている方なので、いろんなお話を聞きました。とはいえ、このドラマに関しては原作があり、脚本には鈴木おさむさんの色が付け足されているので、事実とは若干違った部分も出て来るんです。そのへんを考えながら役作りしなくてはいけなくて。ただ、知人を通して、松浦さんから「とにかくとんがってやって欲しい」というお言葉を聞いたので、ギラギラした感じの90年代をやっていければと思って役作りをしています。

安斉:私にとって初めてのお芝居なので、ひたすらイメージトレーニングをして、なんとかみなさんについて行こうと頑張っています。

三浦:安斉さんは第一印象からすごく浜崎さんっぽいなと思いました。

安斉:いやいや、そんな…!

三浦:すごく、いい子で純粋な20歳です。

安斉:(テレながら)ありがとうございます。

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ーー安斉さんは、イメージトレーニングのために、浜崎さんの曲を聴いたりしましたか?

安斉:そうですね。たくさんPVを見てスイッチを入れて、テンションをあげています。

ーー初共演された三浦さんの印象は?

安斉:リハーサルのときに、いろいろとご指導していただいて。すごく優しい方だなと思いました。

ーー三浦さん、ご指導とありますが、どんなアドバイスをされたのでしょう。

三浦:ハハハ、ご指導だなんて、そんな偉そうなことをしていないですよ(笑)。クランクイン前にリハーサル日があって、監督、プロデューサー、現場のスタッフさんもいらっしゃったときに、僕が「こう動きたいから、こうしていいですか」と監督に言って。それで、安斉さんに「こう動いたほうがいいんじゃない」って言ったぐらいです。そんな、ご指導なんてできませんよ(笑)。

『M 愛すべき人がいて』には『奪い愛』的要素も!?

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ーー原作、台本、それぞれの感想を聞かせてください。

三浦:原作のほうは、浜崎さんのピュアな気持ちがすごく感じ取れて、こんなにも彼を愛してたのかと思いました。恥ずかしながら、若干泣いてしまうようなところもありました。大人になって初めて、あの頃、聴いていた曲の意味はこういう時のことを書いたんだなとわかって、浜崎さんの純粋な恋心を知りました。脚本については、(鈴木)おさむさんのは何度かやらせてもらっているのですが、若干劇的なシンデレラストーリーだったり、おさむさんらしい色が出ていて現場でどう演じたらいいんだろうなと悩むことがありました。原作の浜崎さんの物語と、おさむさんの脚本をミックスしたときに、絶対的に変化って出てきてしまうので、そこを浜崎さんファンの方たち、Mの2人に関わる方たちに失礼のないように演じられるかを現場でもすごく話しています。

安斉:原作では心の繊細な部分やピュアな部分が書かれていて、ホントにきれいな物語だなと思いました。ドラマではその部分も入りつつ、原作になかったような面白いことがたくさん出てくるので、どんな感じに仕上がるのかが楽しみです。

ーー“アユ”はどんな人物だと思って演じていますか?

安斉:ドラマではピュアな部分を持ちつつ、心の中のハングリー精神みたいなところを表情やセリフでどう表現しようかと考えながら演じています。難しいですね。

ーー三浦さんは“マサ”をどんな人物だと思って演じていますか?

三浦:実在しているからすごく難しいんですよね。偉人とか…、もう亡くなっている人なら、何とでもできるんですけど。本当に難しいです。おさむさんの脚本から見ればマサは熱く作っています。とても先見の明があって、周りがいかに何と言おうと自分の道がこうと決めたら突き進んでいくというマサ像を描かれているので、結構グイグイ行く男なのかなと思って演じてます。「絶対(ぜってぇー)負けない」というセリフも何度か出てくるし(笑)。マサも非常にハングリー精神の塊だと思います。

ーー三浦さん自身、ハングリー精神は?

三浦:もちろんあります。ただ、10代後半とか20代のときは強かったですけど、今は仕事でガツガツ周りを押し除けていくようなハングリー精神はないですね。感じるとしたら、小さなことです。たとえば、ボウリングとかダーツとか。ちょっとした友達との遊び事の場で、「負けたくない」というのは出る(笑)。

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ーー現実に平成を突っ走り、今もエンターテイメント界に君臨するような人たちを演じることになり、周囲からの反響ってどんなものがありましたか?

三浦:(安斉に向かって)どう? 友達やお母さんから何かあった?

安斉:びっくりしたよー、みたいなことは凄く言われますね。

三浦:いろんな方から、やはり声はかけられます。世間的な目を気にすれば、すごく注目度の高いドラマなので、浜崎さんのファンだったり、当時を知る人たちからは「こんなのは全然違うよ」と言う人もいると思うんです。ただ、これだけ反響があるということは、今のドラマを見なくなってきている時代にしては、逆にいいチャンスなんじゃないかなと思います。

ーー最後に見どころを教えてください。

三浦:アユの成長の物語でもあるんですが、おさむさんの本なので、ちょっとトリッキーな内容のところも出てきます。『奪い愛』チックな(笑)。みんなキャラが濃いので、そこも楽しんでいただけたらと思います。

安斉: 90年代のファッションも着てみて、とても楽しいんです。今着ると、逆に新しく思えるぐらい。たとえばウェスタンブーツとか。そんなところも見どころだと思います。私は、初めての演技ですが、音楽活動にも生かされていくと感じると思うんです。ステージでのパフォーマンスでも、感情の入れ方だったりお芝居で学んだことが生かされていくと思います。ただ、セリフを自然な言葉にするというのがまだまだ課題なので、稽古をして頑張っていきたいと思います。

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『M 愛すべき人がいて』番組概要

「テレビ朝日系24局」

放送日程: 4月期 毎週土曜 よる11:15~0:05

「Abemaビデオ」で独占配信!

配信日時:2020年4月期毎週土曜よる0:05より

「Abemaビデオ」URL: https://abema.tv/video/title/87-304

M ~愛すべき人がいて~ | 動画視聴は【Abemaビデオ(AbemaTV)】
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