インスタグラムに投稿された、ある女性と息子の「初めておこづかい」を巡るエピソードを描いた漫画が人気を集めている。
2児の母のラム*カナさんは、ある日小学校4年生の長男から「月に1回おこづかいがほしい」とおねだりされ、それを快諾すると長男は「毎日家族4人の布団を敷く」というお手伝いを自ら申し出てきたそう。ラム*カナさんは400円~500円くらいの金額を予想していたところ、長男が提示したのは100円だったという。
それに対してラム*カナさんは、普段から自主的にお手伝いもしてくれるため安すぎると500円を提示したが、長男は「いいの!! いいの!!」と断固拒否。しかし、ラム*カナさんもそこで折れずに値上げ交渉に挑み、最終的には200円で落ち着いたという。
その際長男は、おこづかいの使い途を「家族の誕生日にケーキを買いたい」と話していたそうで、その“優しすぎる”発想にラム*カナさんは「この子誰の子よ!?」と思ってしまったのだそうだ。
このエピソードを漫画にしてインスタグラムに投稿したところ、約9万件の「いいね」が集まり、「眩しくて見れない!!!」「天使ですか?」「カサついてる心に潤いをありがとうございます」と多くの反響を呼んだ。
作者は「息子はTHEわんぱく男子ですが、とても家族思いの優しい子です。投稿後も毎日欠かさず頑張って布団を敷いてくれています。先日おこづかいをもらった息子は目を輝かせて喜び、大事にお財布に入れていました。ホワイトデーには(そのお金で)祖母へのお菓子を買っていました」とコメントしている。
コメンテーターでハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎氏は「うちもおこづかいはあげているんですけど、やらせてみたいのが、私が子どもの頃に住んでいたアメリカでやっていた“自分でレモネードを作って売る”などの“自分で物を売ってお金を稼ぐ”という体験です。暖かい時は多めにレモネードを作ったり、寒い日には暖かいレモネードを出したりとか、天気と経済の関係についてなど勉強になったので、勉強になるおこづかいのあげ方がないかと考えています」とコメント。
これにキャスターを務めるフリーアナウンサーの柴田阿弥が「たしかに、私も含めて日本だとあまり金銭教育を受けたことがないというイメージがありますね」と返すと、竹下氏は「まさに、これは(新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策で)『お肉券』とか『魚券』とか配るって言っている日本の政治家にこういった金銭教育をやってほしいですよね」と、政治家たちに苦言を呈した。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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