新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍総理は28日夕方、官邸で記者会見を開いた。質疑応答では、学校法人「森友学園」との土地取引をめぐる公文書が改ざんされた問題が国会で激しく追及される中、自ら命を絶った財務省近畿財務局の職員のメモが『週刊文春』に掲載されたことについての質問も出た。
これについて安倍総理は「非常に真面目に日々職務をこなしてこられた方が自らの命を絶った大変痛ましい出来事であり、改めてご冥福をお祈りをしたいと思うし、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げたいと思う。また、そうした事態となったことになったことについて、行政府の長として責任を痛感しているし、申し訳なく思っている。改ざんはそもそもあってはならない問題であり、再発防止を徹底していく必要がある。そして、本件については国会でもすでに説明をさせていただいたが、財務省において麻生財務大臣の下で事実を徹底的に調査をし、捜査当局による捜査もおこなった。いずれにせよ、この問題に関わらず、国民の皆さまに対して説明責任を果たしていかなければならないと思っているし、厳しいご指摘があることは真摯に受け止めながら、二度とこうしたことがないように全力を尽くしていきたい」と述べた。(ANNニュース)