『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、メイプル超合金のカズレーザーが登場し、国民的人気アニメ『機動戦士ガンダム』のしくじりを解説した。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”に平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、足立梨花、伊集院光、小坂菜緒(日向坂46)、ぺこぱ、小宮有紗らが出演。
人間同士の関わりを描くため「ガンダムが活躍しない回がある」と解説するカズレーザー。ガンダムは活躍しないが、ファンに愛される神回として第15話「ククルス・ドアンの島」を挙げた。
【映像】特別にお見せします…! 授業では割愛した神回「ククルス・ドアンの島」(34分ごろ~)
カズレーザーによると、脱走兵の葛藤を描いた第15話「ククルス・ドアンの島」では「強すぎる力は守る力にもなるが、争いの火種にもなり得る」という重要なメッセージが込められていたという。
しかし、深いメッセージが込められたストーリーとは裏腹に、当時の子供たちの感想は「この回、何が言いたいの?」だった。カズレーザーは「第15話『ククルス・ドアンの島』は映画版・総集編でも出てこない回」だといい、肩を落とす。
子供が理解しにくいながらも、大切なメッセージが込められた第15話に、スタジオでは「深すぎるよ」と賞賛の嵐。“生徒役”として出演した伊集院光が「他のロボットアニメとガンダムが違うのは、(他のアニメは)毎回違うロボットが出てくる。(ガンダムは)なかなか新しいロボットが出てこない」と他のロボットアニメとの違いを指摘した。
カズレーザーも「ガンダムが描かれていない回こそ大切。人間模様を描いている」と解説し、特にシャアとアムロの“牽引回”は必見だとした。
授業の最後にカズレーザーは「“しくじり”こそが作品を成功させた要素」と断言。「最初は子供にちょっとそっぽ向かれたけれど、成長するたびに観たくなる作品になった」と改めて作品の魅力をアピールした。
カズレーザーによると、ガンダムには1つだけ、リアルじゃない部分があるという。それは「最後に戦争が終わる」ということ。「ガンダムシリーズでは必ず最後に戦争が終わる。長いシリーズの中で新しい戦争が始まっても、最終的には戦争が終わって幕を閉じる」と終わりについて言及し、愚かで争いばかり繰り返す人間たちに向けて「人間は捨てたもんじゃない。魂の不屈を讃えるメッセージが込められている」と語った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)
< 協力:サンライズ、創通、BANDAI SPIRITS >