今朝のスポーツニッポンの記事によると、新型コロナウイルスの感染拡大で公式戦が中断するなか、北海道コンサドーレ札幌の選手全員が年俸総額およそ1億円の自主返納を申し入れたことが分かった。
どの選手がどれくらいの返納を行うのか、などの詳細は非公表だが、今回のような自主返納は、日本のスポーツ界としては初めてとのこと。明星大学の准教授、藤井靖氏は「素晴らしい試みだとは思いますが、Jリーグの選手は1億円プレイヤーがたくさんいるわけではない。みなさん苦しいなか捻出されている」とし、「もちろん1億円というのは大きな金額だと思いますが、クラブのなかには経営が厳しいところもあるので、今回のことは選手が心意気を見せることで、そこに追従するスポンサーやサポーターなどが出てくると、より大きな“てこの力”が働いていいんじゃないかなと思います」とコメントした。
柴田阿弥アナウンサーは「スポーツ選手のなかには上下差もありますし、家族のいる方もたくさんいらっしゃると思います。素晴らしい試みと思う一方で、同調圧力が強い国ではあるので、今先行き不透明な状態であることから、“他のチームも”という圧力にならないといいなと思います」と懸念を示した。(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)