13日のABEMA『ABEMAPrime』に出演したカンニング竹山が、テレビ朝日の富川悠太アナウンサーが新型コロナウイルスに感染したことについて、同僚でもある進行役の平石直之アナウンサーに尋ねる場面があった。
まず竹山が「今、どういう状況なのか。平石さんは喋りにくい話しかもしれないけれど、ABEMAはテレビ朝日と一緒にやっているし、この番組もテレビ朝日の社内でやっている。聞かずに進めることもできたが、やっぱり聞いておかないといけないと思う」と切り出すと、平石アナは「富川アナの社内の立ち回り先は全て消毒をして、接触した共演者・スタッフに関しては全て自宅待機、ということで対応している。今後どうなるかはまだ見えていない。自分のすぐ側にまで迫ってきているという危機感を持ちながら放送している。私としては一日一日、感染せずにお伝えするしかない。長い戦いになると思うので、ここで共倒れしないよう、いい意味で周りを信じないようにしていて、台本も自分でプリントアウトして持ち込むなど、工夫している」と説明。
さらに竹山が「僕も含めて、感染する可能性は誰にでもある。だからそのことを批判する気はない。ただ、報道に携わる人は、正しいことを伝えないといけない。僕も芸人だが、報道番組に出演するときは責任感を持ってやろうと思っている。一度発熱した後も出勤していたということがあって現状につながっている。『報道ステーション』という、日本を代表する番組でそのようなことが起きたということは、ちょっとよろしくないのではないか。今後、何かあったときに信じてもらえなくなってしまう。そのことをどう考えるのか」と尋ねると、平石アナは「真摯に受け止めないといけない」と答えた。
元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏は「いま富川さんは判断を誤ったという後悔の念をいだきながら療養をしていると思う。僕のところに寄せられた相談を見ていると、感染した人は相当な自責の念にかられるようだ。他の人にうつしてしまっているとしたら、生命を脅かしてしまうことになるからと。その意味でも、皆が行動を制限するということを実現すべきだと思うし、周りに感染者が出てしまったときにも“犯人探し”をしてはいけないと思う」とコメントしていた。(ABEMA/『ABEMAPrime』より)
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