『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に銀シャリ・鰻和弘が登壇。「歴史の教科書が変わっているのを知らずに子どもの教育でしくじらないための授業」を行った。
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番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの井口綾子、モデルの莉子、YouTuberのゆきりぬが出演。
趣味は「偉人の墓石・歴史資料館巡り」だという、歴史好き芸人の鰻。今回は鰻の持ち込み企画で、現在の歴史の教科書を題材に、昔とは変わっている歴史の新常識を学んでいく。
鰻は、室町幕府の初代将軍・足利尊氏の人物画を紹介すると「問題がある」と発言。実はこの人物画は別人のもので「たぶん、高師直」だと話した。
高師直とは足利尊氏の側近。描かれている家紋が足利家のものではなく、高氏のものであったことから、人物画は別人である説が浮上したのだという。しかし、断定はできないため、鰻は「“たぶん”をつけないとダメ」と念押し。教科書(一部を除く)でも、この方針で書かれているという。
続いて鰻が紹介した偉人は、日本にキリスト教を伝えたスペインの宣教師、フランシスコ・ザビエル。しかし、鰻は「現在の教科書では『フランシスコ・シャヴィエル』と表記した教科書が出てきている」と明かす。
実は、ザビエルは英語における発音で、ポルトガル語では「シャヴィエル」と発音する。シャヴィエルはポルトガル国王の要請で日本に派遣されて来たため、ポルトガル語が正しいとされ、グローバル化に伴い表記を変えたという。
さらに、日本でシャヴィエルは頭頂部がハゲているような人物画が有名だが、鰻からは「たぶんハゲていない」という衝撃の事実も明かされた。江戸時代初期に日本人絵師が想像で描いたとされているシャヴィエルの人物画。当時カトリックの人々は「トンスラ」という、頭頂部を剃った髪型をしていた。そのイメージで、シャヴィエルもトンスラ姿で描かれてしまった可能性があるという。
ちなみに、シャヴィエルが日本の後に向かったマカオでは、フサフサの髪のシャヴィエル像がある。画像を見た出演者からは「ちゃんとフサフサなんだ」と、驚きの声が上がっていた。
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(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)