「集中していないことはバレる」ビデオ会議成功のポイント “人がいない”オフィスに構造変革も?
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 政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は22日、最新の現状分析・提言をまとめ、「人との接触8割削減は達成されていない」との見解を示した。そのうえで、ゴールデンウィーク(GW)に向けた危機感を強調した。

【映像】ビデオ会議に便利な5つのテクニック

 また、専門家会議では人との接触を8割減らす“10のポイント”も示された。

1.ビデオ通話でオンライン帰省

2.ジョギングは少人数で公園はすいた時間、場所を選ぶ

3.筋トレやヨガは自宅で動画を活用

4.飲み会はオンラインで

5.診療は遠隔診療

6.スーパーは1人または少人数ですいている時間に

7.待てる買い物は通販で

8.飲食は持ち帰り・宅配も

9.仕事は在宅勤務

10.会話はマスクをつけて

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 人との接触を減らすため、ポイントの9つ目「在宅勤務」をする職場も増えている。一方で、パーソル総合研究所が行った「緊急事態宣言(7都府県)後のテレワークの実態」調査によれば、テレワークを実施する人は、「非対面のやり取りは相手の気持ちがわかりにくい」(37.4%)、「上司や同僚から仕事をサボっていると思われないか」(28.4%)といった不安を抱えているようだ。

 そんな中、『WIRED』ではメディア向けコーチングに携わるルース・シャーマン氏の提言として、「ビデオ会議に便利な5つのテクニック」を紹介している。

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(1)画面うつりを調整

画面を水平に3分割して顔の位置を決める。上から3分の1のラインに目の位置を合わせる。背景には余計なものを置かない。

(2)証明を正しく活用

照明や窓を背にしない。ベストは自然光を正面から受けること。無理なら画面の後ろにライトを置く。

(3)印象をよく見せるための工夫をする

カメラうつりを考えた服装選びをする。柄物より無地のほうが好印象。アイコンタクトはレンズに向けて。

(4)音のチェックを行う

マイク、スピーカーなどの機器は会議前に必ず動作確認をする。

(5)参加意識を忘れない

同時に別のことをしない。集中していないことはバレる。

 この記事の内容について、『WIRED』日本版編集長の松島倫明氏は「(政府が提言した)10のポイントにもあるように、在宅勤務が可能な人の背中を押していくことは大切だと思っている。あらゆる世代の人にとって必要だけれど、多くの人はビデオ会議というものに初めて触れているのが現状。きっと1~2年後にこの記事を読んだら『こんなこともわかってなかったんだ』というぐらい、いま急激に必要となっているリテラシーだと思う。ポイントはいかに人と人との豊かなコミュニケーション手段として、ビデオ会議をスタンダードにするか。そのために知っておくと便利なテクニックだ」と話す。

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 こうしたオンライン化は、雑誌業界でも進んでいるという。松島氏も早々に在宅勤務になったそうで、「6月刊行の雑誌をいま作っているが、ずっとビデオ会議で進めていて、編集部の誰ともリアルでは会わないまま最後まで作ろうという話もしている。インタビューもZoomでやったりしているが、もともと海外ではオンラインインタビューを行っている。外に出ての撮影は難しいが、“そうではないかっこいいコンテンツはどういうことか”を僕らは日々話している」と明かした。

 では、人々が出社しなくなるとオフィスの存在はどうなるのか。「僕らの仕事や生活がどんどんオンラインに移行すると、究極的には“人が集まるってどういうことだろう”と。恐らくオフィスや建物といった不動産の領域では、大きな構造変革が起こると思う。単に人が集まってパソコンに向かうオフィスは必要なくなって、一方で月1回集まるためのオフィスならどういう機能があればいいかと考えることになる。そのスペースはこれまでのようなものにはならなくなるかもしれない」と推察した。

ABEMA/『けやきヒルズ』より)

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