新型コロナウイルスの感染防止に伴い、新たな“デリバリー”が生まれている。
回転寿司のチェーンのスシローは、テイクアウト専用のロッカーを設置。スマホから注文すると送られてくるQRコードをかざすことで解錠、おいしい寿司を受け取れることができるという。オーダー・支払をWEBで、受け取りをロッカーで行うことで、誰とも接触せず食べることができるのだ。また、品物を手渡しではなく玄関前に“置き配”する「非接触デリバリー」の需要に応じ、株式会社ナスタはUber Eatsと開発した保温機能付き宅配ボックス「Nasta Box SOFT」を、新型コロナと戦う医療機関や医療従事者に1000個を無料でプレゼントするという。
こうした動きについて、慶應義塾大学の若新雄純特任准教授は「今回のことを機に、宅配ボックスの設置が全ての家で進めばいい」と話す。
また、コロナの影響でレースが相次いで中止になった自転車のプロチーム「那須ブラーゼン」は、那須塩原市の温泉宿の源泉を無料で運ぶ「源泉デリバリー」を実施中だ(運搬は自転車ではなく車)。広島県にある個室フィットネスジム「ハコジム」では、今月25日から店舗の前でフィットネスグッズを無料配布、自宅でのオンライン指導も無料でサービスしている。そして、落語家の春風亭㐂いちさんは、“Zoom落語”を試してみたものの、やはり“生”をということで、客との距離を十分に保つことのできる換気可能な会場を使い、感染対策もきっちり行った上での“落語のデリバリー”を開始。土日もほぼ埋まっているほどの人気だという。
今後も、様々なアイデア、サービスが登場しそうだ。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)
▶映像:人と接触せずにデリバリーが受け取れる! ”Nasta Box SOFT”が注目
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