堀口恭司「リスクがあることはやるべきじゃない」 コロナ禍に揺れる格闘技界に持論
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「アメリカでもみんなマスクして日本みたいですよ」

 日本を代表するMMAファイター・堀口恭司はアメリカで雌伏の時をすごしている。

【映像】試合ができない日々、格闘家それぞれの思い

 昨年はRIZINベラトールの2冠という歴史的快挙を達成したが、その次の試合で朝倉海に衝撃のKO負け。リマッチが期待されたが、堀口はそれ以後、負傷による長期欠場に入った。

 今は「練習はできる範囲で。ケガの影響でリハビリ中心です。リハビリとドリル(反復)練習ですね」

 インタビューにそう答えた堀口。そういう状況だからか、今の“コロナ禍”に対しても堀口は落ち着いている。とにかく自分のコンディション調整に集中するしかないのだ。もちろん、周囲はあわただしい。4月はUFCが開催されるかどうかも話題となった。堀口の仲間も急に試合が決まってトレーニングキャンプに戻ったそうだ。しかし、その大会も結局はキャンセルとなった。

格闘技界全体で試合やイベントが飛んでいる」

 そんな状況に対して、堀口は冷静なスタンスを崩さない。

「リスクがあることはやるべきじゃないだろうなと、今は思います。ワクチンとかできてないですし、セコンドまでしっかり検査できるのか。できるならいいですけど」

 やるなら万全の状態で。そうでなければやるべきではない。堀口はそういう考えをはっきり示した。格闘技が好きだからこそ、今はできない。それも一つの見識だ。

 これはいつか終わる。終わらせなければいけない。だからこそ耐えられる。堀口が見据えているのは「今」だけではない。いつか大会が再開し、自分がリングに上がる時のことだ。

「今は準備期間と思って。明るい未来を想像しながらやっていきたいですね」

 その時はしっかり盛り上げると堀口。次にリングに上がる彼は、間違いなく100%の状態になっている。それを誰よりも堀口自身が楽しみにしているのではないか。

Fighter’s Diary ~試合が出来ない日々を生きる~ - 【ABEMAビデオ】
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