「コロナに負けるな!」女医YouTuberが子ども向けに“ゲーム風”対策動画
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 ワクチンやPCR検査、経済対策など新型コロナウイルスに関する難しい情報が無数に発信される中、子どもにもわかるウイルスの知識を動画で伝えている医師がいる。女性医師で自らのYouTube チャンネルも開設する「みおしん先生」は、麻酔科専門医としてクリニックで働きながら、新型コロナウイルスについての解説動画を、自身のYoutubeチャンネルで公開している。

【動画】ゲーム風のコロナ対策動画

 病院内のドアノブ、エレベーターのボタンなどにイラストを貼り、ウイルスが付着しやすい場所について注意喚起し、手を使わずに開けられるかなど、ゲーム形式でコロナウイルスに関する情報を伝えている。また、ウイルスの広まり方や、マスクの性能について人形などを使って説明するなど、わかりやすい解説動画が特徴だ。なぜこんな動画を作ろうと思ったのか。

「コロナに負けるな!」女医YouTuberが子ども向けに“ゲーム風”対策動画
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 新型コロナウイルスに関して、様々な情報が飛び交う中で考えたのは「難しい話ばかりが目についた」ことだった。「どちらかというとお子さん向けに『なんで今おうちにいなきゃいけないか』っていうのをちゃんと理解してもらう必要があるかなと思いました」と、子どもにもわかりやすいようにゲーム仕立ての動画にした。

 子どもたちからすれば「保育園にも行けない」「外にもなかなか出られない」というように、これまでと違う日常を過ごすことで抱える不安や疑問も増している。みおしん先生は、そうした子どもたちにもウイルスの基礎を伝えることで、今の社会の状況も、少し理解してもらえるのではないかと考えた。

 「たぶん、親御さんは子どもを守ろうと思って『大丈夫だよ』とか、そういう声掛けをしていたんだろうなと思うんですけど、やっぱり子どもたちの目線で考えると『なんで今ずっとおうちにいなきゃいけないのか』っていう正確な理由が欲しい」と、しっかりと理由を説明する必要があるとした。また、「おうちにいることで誰かを守れるんだよという意味合いを伝えれば、子どもたちもきちんと理解しておうちにいようとか考えてくれるようになるかなって思いました。あと、子どもの方が理解すれば適応能力は大人よりも早いかなと思ったんですね」と、難しい話だからと諦めず、わかりやすく伝えることが大切だという。

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 みおしん先生が働いているのは産婦人科クリニックで、“コロナの最前線”とは少し離れた現場。だからこそできることを、日々考えている。ここ3カ月、4カ月はSNSで情報収集に務め、一般人や医師の発信を随時チェック。集めた情報をまとめ、簡単な言葉に要約して伝えることができる時間があるのが、今の現場にいるからこそ得られる武器だ。

 みおしん先生は、収束について1年以上はかかると見通しを立てている。「完全な収束というよりは、うまく付き合っていくスタンスも1年単位なんだろうなと思っています」。効果があると言われる薬についても「(薬は)認可が下りてみなさんに普及できるまで時間がかかる」と気にしていない。むしろ今目の前で感染拡大を防ぐためにできることに集中してほしいと呼びかけていた。

ABEMA/『けやきヒルズ』より)

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女医YouTuber「みおしん先生」
女医YouTuber「みおしん先生」
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