新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人と人とが一定距離を保つ「ソーシャルディスタンス」が重要視されている中、新聞に掲載されたとあるアートメッセージが話題となっている。
話題となったのは、5月6日付けの岐阜新聞の全面広告。「ソーシャルディスタンス。2m以上離れてこの紙面を見てください」と書かれており、実際に離れて紙面を見ると「離れていても心はひとつ」というメッセージが浮かび上がるものとなっている。この広告を見た人がTwitterに写真を投稿したところ約12万リツイート、34万のいいねを集める大反響となった。
岐阜新聞は、今回の広告は「Stay Home with newspaper」という不要不急の外出自粛により、在宅を余儀なくされている読者に向けて企画したものとコメント。家庭でも楽しめるものを届けようと5月1日から6日までの6日間連続で様々なコンテンツを掲載したうちの一つだという。
さらに、広告のデザインを担当した入社2年目の社員は「離れることで読めるようになる看板からヒントを得て作成しました」と明かすと、「地元メディアとしても今は我慢が必要だと伝えたかった。いつものような日常を過ごせるように今は距離をあけてくださいという思いで『離れていても心はひとつ』というメッセージにしました」と話した。
コメンテーターで社会企業家の牧浦土雅氏は「素晴らしいですね。離れると読めるということなので、言い換えると読みたかったら離れろ、と。そして多分これは元の生活に戻りたかったらしっかりとソーシャルディスタンスを保とうねと(いうことだと)私は捉えました」とコメント。MCの田中萌アナウンサーも「こうやって実際に離れて見て読めるというと、より離れることも大事だということが伝わりやすくなりますよね」と評価した。
(ABEMA/『けやきヒルズ』より)
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