将棋の竜王戦1組出場者決定戦が5月8日に行われ、久保利明九段(44)と稲葉陽八段(31)が午前10時から対局を開始した。本局の勝者は、1組3位として本戦出場が決まる。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、日本将棋連盟では東西遠征等、対局者の長距離移動を伴う対局などを延期しており、また東西の将棋会館での対局も1部屋1対局以下に抑えるなどの対応をしている。本局は関西所属の棋士同士で、場所も関西将棋会館だ。
久保九段は1993年4月に四段昇段。タイトル7期、棋戦優勝6回を誇り、竜王戦では1組を10期、順位戦はA級13期のトップ棋士だ。
稲葉八段は2008年4月に四段昇段。名人の挑戦経験があるほか、銀河戦で優勝1回。竜王戦では1組を3期、順位戦はA級5期の実力者だ。
1組からはランキング戦の決勝進出者2人のほか、出場者決定戦で3~5位を決定、計5人が本戦に出場する。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は久保九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネル)