新型コロナウイルスの影響が各地で広がる中、8月10日に開幕が予定されていた夏の全国高校野球の中止が決定した。
20日午前から大阪市・西区にある日本高野連(日本高等学校野球連盟)には、会議の参加者らが続々と集まった。夏の全国高校野球を巡っては、選手や関係者が全国各地から集まることや学校が休校していた影響で大会日程を確保できない恐れがあるなどとして、大会中止も視野にこれまで検討を進めてきた。夏の高校野球が中止となるのは、戦後初のケースとなる。
春に続き夏まで――。中止の検討が報じられた15日、インターネットの署名サイト「Change.org」では開催を望む署名活動が始まり、5日足らずで1万5000人以上が賛同している。また、Twitterでも「#俺たちの夏がありますように」のハッシュタグとともに、開催を願う声が相次いでいる。
「野球の神様お願いします。最後の夏を最高の仲間たちと一緒に戦えるチャンスを下さい」
「今まで頑張ってきた先輩たちともまだ野球したい。この夏があるだけで俺たちがどれだけ頑張れるかが変わってくる。こんな悲しい終わり方なんて絶対やだ」
「みんなの頑張りは一番近くで見てきました。これ以上悲しむ部員を見たくないです。一生に一度の最後の夏を奪わないでください」
球児やマネージャー、かつて甲子園を目指したOB、そして開催を望む高校野球ファンなど、多くの人々がハッシュタグとともにそれぞれの思いを寄せている。
なお、高野連はきょう夕方に会見を開き、中止決定の経緯について説明する。
(ABEMA/『けやきヒルズ』より)
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