戦後初、夏の甲子園中止 高野連会長「みなさんが大会を目指した“球児”という栄冠は永遠に輝いています」 2020/05/20 18:43 拡大する 日本高校野球連盟などは5月20日、8月10日から開幕予定だった第102回全国高校野球選手権大会(甲子園球場)の中止を決定、同日に記者会見を行った。日本高校野球連盟・八田英二会長は「開催中止を伝えることはまさしく断腸の思い」と語った後、甲子園への夢が断たれた3年生部員に向けて「みなさんが大会出場を目指した“球児”という栄冠は永遠に輝いています」とメッセージを送った。【動画】高野連会長「断腸の思い」 今回の中止は、新型コロナウイルス感染拡大を受けてのもので、夏の大会中止は79年ぶり3度目で戦後初。春に行われる予定だった選抜高校野球大会も中止になっていた。緊急事態宣言こそ39県で解除されたものの、部活動が再開していない地域も多く、春季大会は47都道府県全てで中止となった。春夏連続で中止となるのは戦争での中断を除けば史上初。また、49の代表校を決める地方大会も、例年6月から7月にかけて行われていたが、本大会が始まる8月までに終了することも困難な状況になっていた。 続きを読む