歌姫・浜崎あゆみの半生を記したノンフィクション小説がベースのテレビ朝日×ABEMA共同制作ドラマ『M 愛すべき人がいて』(毎週土曜23:15~/ABEMAでは24:05頃~)の人気を受けて、鈴木おさむ脚本による『奪い愛、冬』(2017)と『奪い愛、夏』(2019)に再評価の兆しがある。
 『M 愛すべき人がいて』(以下、『M』)は脚本担当の鈴木おさむによるイマジネーション爆発のキャラクター設定や、史実を誇張したメロドラマ風展開が「一周回って斬新」との評価を得ている。そして『奪い愛』シリーズも同様にクセの強い登場人物やデフォルメ演出など共通点が多々あり、再発掘してハマる視聴者が続出している。時空を超えて視聴者をざわつかせる“おさむユニバース”を、今だからこそ旅してみてはいかがだろうか。