進む就活のオンライン化 対応できない人事・企業は“遅れている”と思われる?
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 2021年春の就職に向け、面接などの採用選考がきょう解禁される。今年は新型コロナウイルスの影響により、説明会や面接のオンライン化も進んでいる。月間100万人が利用するという就活口コミサイト「ONE CAREER」では、YouTubeを用いた企業説明会などを実施。累計60回のオンライン説明会に2万人超の学生が参加したという。

・【映像】コロナ禍で"新しい就活様式" 面接&合同説明会がオンライン化 問われる企業側のスキルと見せ方 ワンキャリア北野唯我が解説

 同サービスを運営する株式会社ワンキャリアの北野唯我氏は「学生は就職活動をしなければならないという不安、ご両親も“うちの子どもは大丈夫かな”という不安があったと思う。一方で、オンライン化による希望もあったと思う」と話す。

 「5月22日に開催した『ONE CAREER SUPER LIVE』には2万2000人ぐらいの事前申し込みがあった。就活生人口は40万人ぐらいないで、5%ぐらいが参加したことになる。このうち約85%が“もう説明会はオンラインでいい”と答えていた。これまでは“とはいえオフラインが大事だよね”と思っていた学生さんも、“オンラインでもめちゃくちゃいいじゃん”となっているので、この流れは間違いなく進んでいくと思う。参加企業の満足度もものすごく高い。これまでは合同説明会なども含め、採用活動はクローズドな場所で行われていたが、それがオンラインによって地方や海外に住んでいる学生も参加できるようになった。これは明らかにプラスだ。企業の人事としても、わざわざ北海道や九州に行かなくても済む。インターネットの良さをHR業界、人材業界は全然使い切れていなかったが、今回のことで10年くらいかかるところが2、3カ月で変わったという感覚だ。むしろZoomに対応できない人事や企業は、学生さんの感覚からすると、すごく遅れているということになるのではないか。今後データが蓄積されれば、面接におけるコミュニケーションの仕方などのビジネスも生まれてくるのではないか」。

 選考を行う側として、オンライン面接と対面での違いをどう考えているのだろうか。

 「私も会社を経営しているので、最終的なジャッジは対面で、という気持ちもある。ただ、説明会や1次面接、2次面接については、オンラインでもできるという感覚を覚えた。ノックする時の間隔や、どういうカバンを持っているのか、身長はどれくらいなのか、待っている間どうなのか、といったことを面接官は見ているわけだが、感覚でいうと、オンラインでもその7割くらいは分かる。逆に、その人が優秀かどうか、変化に対応できるかどうかが、使っているブラウザを見れば分かるという調査もある。要はインストールされているものをそのまま使っている人というのは、自分で改善する気がないが、Google Chromeなどを使っている人はツールを使いこなせるということだ(笑)。また、昔からちゃんと化粧はしたほうが良いということはあったが、オンラインになると、照明は使った方がいいといったことは言われている。一方、オンラインであれば録画もできるので、ハラスメントは一発でアウトだ。その意味でも、企業側と学生が対等になった。企業側は嘘がつきにくくなり、本音でしゃべることが大事になると思う」。

 他方、「通信が遅くなってしまえば、面接に遅れてしまうことにもつながる。学生さんはそんなにお金がなかったりするので、設備面で苦労するのは本当にかわいそうだ」と、学生の通信環境の問題を課題として挙げていた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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