新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4月24日の公開を延期していた石橋蓮司18年ぶりの主演作として話題の『一度も撃ってません』が7月3日(金)に公開することが決定した。

本作は、一昨年の年末に撮影を敢行。阪本順治監督の声かけと、主演:石橋の人望により大楠道代、岸部一徳、桃井かおりなどのレジェンドたちに加え、佐藤浩市、豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、井上真央など、現在の日本映画界を支える主演級キャストが勢揃いした。「文句なしのキャストたちが本気で喜劇をやっていて飽きない」、「最強のカルト映画」と話題となっており、その軽妙でくすっと笑える世界感にハマるマスコミ陣も多い。本来なら4月に公開を迎えるはずだった本作が新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け公開延期となっていたが、この度7月3日に改めて公開する事を受け、阪本順治監督からもコメントが届いた。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、安心してエンターテイメントを楽しんで頂きたい思いから、本作の本編映像を使用し、映画オリジナルのマナー映像を編集。劇中のシーンを切り抜き、「検温しよう」「手を洗おう」「ソーシャルディスタンス」などのウイルス感染防止を呼びかける内容となっている。
阪本監督コメント
やっとの公開です。撮影はおととしです。いきすぎたグローバリズムの時代に、昭和のたたずまいをよしとして撮りあげた作品です。この状況下での上映となり、まったく意図せぬ感想がうまれそうです。懐かしさより、いつかこんなありさまが、ふざけたような遊び心が、あらためて懇求されるような、新しい日常のその次の日常がこんな風景となってくれればいいなあと、おこがましくも思ってしまいます。懐古的ではなく未来図として。
メジャー系も、最も苦境に喘ぐ独立系の映画館も、やれるかぎりの防疫策をとり、みなさんをお待ちしています。映画界の踏ん張りは続きますが、少しずつ映画は銀幕に戻ってきます。アートで心の栄養を!
ストーリー
市川進(いちかわすすむ/石橋蓮司)、御年74歳。タバコ、トレンチコートにブラックハット…大都会のバー「Y」で旧友のヤメ検エリート・石田(岸部一徳)や元ミュージカル界の歌姫・ひかる(桃井かおり)と共に夜な夜な酒を交わし、情報交換をする。そう、彼は巷で噂の“伝説のヒットマン”だ。今日も“殺し”の依頼がやってきた――。
がしかし、本当の姿は…ただハードボイルド小説を書きたい作家、ペンネームは御前零児(オマエレイジ)。ちなみに原稿は“時代遅れ”で全く売れてない。おまけに妻・弥生(大楠道代)の年金暮らし、なんとも情けない始末。担当編集者:児玉(佐藤浩市)も、市川の“伝説のヒットマン”という噂を信じればこそ長年付き合ってきたが…
実は、リアリティにこだわり過ぎた市川は“理想のハードボイルド小説”を極めるために、“殺し”の依頼を受けては、その暗殺の状況を取材しているのだった。
エセ投資セミナーで金を巻き上げる守山(江口洋介)の暗殺など、過去多くの事件に関わったと噂される“なんちゃって”ヒットマン市川に、ついにツケが回ってきた。本当は“一度も人を殺したことがない“市川は、敵のヒットマン(豊川悦司)に命を狙われ、妻には浮気まで疑われることに!人生最大のピンチにばたつく”ハードボイルド気取りな小説家“の顛末を、世代を超えた豪華キャスト達で描き出す、かつてないオトナの良質エンターテイメントが誕生!
(c)2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ

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