先月、SNSで誹謗中傷を受けていた女子プロレスラーの木村花さんが亡くなるなど、インターネット上の誹謗中傷が社会問題となっている。そんな中、文章や映像などのコンテンツ配信サービス「note」が、初回コメント時に”ひと呼吸いれる確認画面”を表示する機能を追加した。
この機能は、「ちょっと深呼吸。以下のことを確認しましょう」といったメッセージと共に表示される「コメント内容は攻撃的なものではなく、noteの規約の範囲内において、自己責任で投稿します。」のチェックボックスをコメント投稿前にクリックするというもの。内容に納得ができたらチェックを入れ、送信ボタンでコメントを投稿することができる。現在はテスト段階のため、ウェブ版のみの実装だが、後日スマホ版アプリにも実装が予定されているという。
今回、この確認画面を追加した背景には、ネットの炎上において悪意のある人はとても少数であり大半の人は反射的な怒りや感情で深く考えずにコメントをしているにすぎないのではないかという思いがあるそう。過ちを犯した人を懲罰的に排除する前に、踏みとどまって考えられる機会をつくるために本機能を追加したと、担当者は話した。
コメンテーターで牧師のアーサー・ホーランド氏は「夏目漱石の『情に棹させば流される』という言葉がありますが、やはり感情的になると言わなくて良いことを言ってしまったりしますよね。ここで一歩間を取るということだと思うんですが、間を取ることで冷静になるというのは素晴らしいことだと思います」と評価。MCを務める柴田阿弥アナウンサーも「この画面が出てきたら、『ちょっとやめたほうがいいのかな?』と投稿するか考えるきっかけにもなりますので、とても素敵だなと思います。他のSNSにもこういった機能があったらいいですね」と続いた。
(ABEMA/『けやきヒルズ』より)





