「新宿は悪くない」西村大臣、夜の街への「レッテルは適当ではない」 4つの対策案も公表
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 西村経済再生担当大臣がさきほど会見を行い、東京都における感染拡大防止の課題とされている夜の街について言及。「ウイルスはどこにでも潜んでいる。新宿が悪いわけではない」と述べた。また、きょう都や専門家、関係者などと合意した4点の具体的な防止策についても明かした。

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 夜の街などに関する新型コロナウイルスの感染拡大防止策について、東京都の小池都知事や新宿区の吉住区長、さらに専門家などと意見を交わした西村大臣は「業種によってはより大声を出すライブハウスやコールセンター、カラオケなどでこれまでクラスターが発生している。バーやクラブなど、近い距離でマスク無しで会話を交わす、濃厚接触するようなことが感染のリスクを高める。スポーツジムも呼気が荒くなって感染が拡大していく。ただ誰でもどこでも起こり得る。その業界で働いている人が悪いわけでも、その地域で働いている人が悪いわけでもない。リスクを防いでいただきながら事業を継続していただけるよう協力していく。私たちの心を潤してくれる、豊かにしてくれる事業体だと思ので、特別のレッテルを貼ることは適当ではない」と話した。

 また夜の街で感染者が増えていることについて、吉住区長から新宿区の取組や業界の調整状況について説明を受けたという西村大臣は「非常に協力的な事業者もあり、区の保健所からの検査の受診勧奨に応じている結果として感染者の数が増えている。その意味では陽性者の数は増えているが、業界の協力があったことの裏返し。引き続き事業者の協力を得ていくためにもプライバシーの保護が重要だ」と続けた。

 なお対策案4つの合意点は下記の通り。

1.国と東京都、特別区、保健所、専門家の間でこれまで以上により緊密に情報共有を進めていく

2.従業員への定期的な検査の受診勧奨を行いつつ、特に体調が悪い方、違和感を感じている方々について、プライバシーに配慮しながら相談窓口を設けていく

3.専門家と業界団体とのガイドラインの策定に合わせて、都においても感染防止策のチェックリストを作成。実践している店舗にステッカーを配布する。感染防止に協力的な店舗に対して持続化給付金などで積極的に支援

4.国、東京都、専門家が協力し、下水に含まれるコロナウイルスの調査実施

(ANNニュース)

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