日本一危険な動物園の「攻めすぎた返礼品」とは? 担当者「ライオンがやりすぎて苦労」
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 新型コロナウイルスの影響で、休業を余儀なくされた多くの観光施設。北海道札幌市のふれあい体験型動物園「ノースサファリサッポロ」では、休園が長引いたことで存続の危機に直面しているとして、クラウドファンディングを実施。ネットでは、このクラウドファンディングの「攻めすぎた返礼品」が話題になっている。

【映像】リアル“ライオン”の爪と牙で作ったダメージジーンズ(2分ごろ~)

 ノースサファリサッポロは、70種類以上の動物と触れ合いを楽しめる通称・日本一危険な動物園。昨年の来場者数は15万人超だったが、新型コロナによる長期休園で損失額は年間の売り上げの4分の1に上った。5月16日、同動物園は存続の危機にあるとして、クラウドファンディングを開始。動物たちの飼育費、医療費などの運営費支援を呼びかけている。

日本一危険な動物園の「攻めすぎた返礼品」とは? 担当者「ライオンがやりすぎて苦労」
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 クラウドファンディングの返礼品には「動物(サル・オットセイ・ヤギ)が描いた絵」(7000円)、「動物(ミニブタ・ペンギン・ミーアキャット・カピバラ・ハナグマ)の足跡Tシャツ」(7000円)、「ピアス(ヘビの抜け殻、インコの羽根)」(5000円)、「ビーバーがかじった木で作ったコースター」(3000円)などが並び、中にはライオンが爪や牙で引っ掻いた「ダメージジーンズ」(7万円)まで。足跡Tシャツは動物たちに協力してもらい、本物の足型を取り、それをプリントしたTシャツだという。TwitterなどのSNSを通じ、この「攻めすぎた返礼品」が話題になり、ついに7日、目標金額2500万円を達成した。

 ABEMA『けやきヒルズ』スタッフが園の担当者に話を聞いたところ「ぎりぎりまで達成するかどうかわからなかったので、本当にうれしく、みんな感謝している。これに甘えることなく、経費節約・収支改善に取り組んでいきたい」とコメント。「先週末の客数はまだ1~2割減で、道外からの支援がかなり多いと思っている。本州からの移動が緩和されたときの集客に期待したい」と語っている。

 ちなみに、苦労した返礼品はライオンの「ダメージジーンズ」で、「ライオンがやりすぎて失敗数が多い。片足が半ズボンになったり、ロスがたくさん出た」という。8日現在、一部の返礼品はまだ残っており、クラウドファンディングは今月末まで受け付けているという。

(ABEMA/『けやきヒルズ』より)

▶︎映像:ホントにホントにホントにホントにライオンのダメージジーンズだ!

【映像】動物からの返礼品? 攻めすぎな動物園
【映像】動物からの返礼品? 攻めすぎな動物園
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