イベント全滅で“ご当地キャラ”ピンチ 生き残りかけたYouTubeも苦戦 それでも「まず商店街を元気に」
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 飲食業や観光業に甚大な影響をもたらした、新型コロナウイルス。他にも、意外なところで窮地に立たされているのがご当地キャラクターだ。

【映像】ご当地キャラを直撃

 キャラクターの活躍の場であるイベントが、自粛によって各地で中止に。自らもご当地キャラクターのプロデュースを務める犬山秋彦さんは、厳しい現状を次のように語る。

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 「3月あたりから一切イベントが中止になってしまったので、開店休業中というか一切活躍の場がない状況。(収入は)キャラクター関連でいうと、出演料もグッズ売ったりもできないのでゼロ」

 キャラクターの着ぐるみはある種の防護服のようにも見えるが、感染対策にはなっていないのか。

 「キャラクター自身は、脱いだり着たりする時に取り扱いを間違わなければ安全かなと思う。ただ、キャラクターに触れてくる人は不特定多数になってしまうので、握手をしたその手に感染している方が1人でもいると他の方にもうつってしまったりとか、ハグとかキスに近い状態で迫ってくる方もいるので、感染防止の観点からいうとあまりよくない」

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 元々、一部の有名キャラクター以外は、本業としてやっていくのは難しいという業界。犬山さんは本業での減収もあり、持続化給付金に頼ることになったという。そこで、犬山さんが活路を見出したのがネットの世界。大崎西口商店街のマスコット「大崎一番太郎」のニセキャラ「ニセ番太郎」がネットの世界に入り込み、Vtuberとして活動し始めたのだ。

 見た目のギャップはやや気になるものの、Vtuberとしての活動を始めたニセ番太郎に話を聞いた。景気のいい話ばかり聞くYouTubeは、やはり儲かるのか。

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 「現状はチャンネル登録者数300人くらいですかね。みんな見てくれないんですよ。生ライブしても20人とかしか来てくれず、しかもライブやる度にチャンネル登録者数減っていくんです。(今後は)他にやることありませんので、地道にやっていけばそのうちわかってもらえるかなと思うんですよね」

 残念ながらYouTubeでの収益はゼロ。ただ、東京では12日から休業要請を緩和する「ステップ3」に移行した。キャラクターの活躍の場であるイベントも、1000人までの規模であれば行えるようになる。ニセ番太郎は、自分の収入よりもまず商店街を元気にしていきたいと話している。

 「だんだん街に人が戻ってきつつあるので、これからはイベントとYouTubeを両立させていきたいです。商店街が活気づいていかないと、キャラクターもやっていけないですからね。商店街にはお世話になっていますから、恩返しをしていきたいと思います」

ABEMA/『けやきヒルズ』より)

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