6月19日に行われたDDTの路上プロレス『Money in the Bag~闘争中~』で、“闘魂Hカップグラドル”・白川未奈が顔面ガス噴射の憂き目に……。顔面が一時、白く凍結するという“あわや”の事態に見舞われた。
今回の路上プロレスでは、大金の入ったバッグを探すという“本筋”とは関係なく、東京女子プロレスの選手たちも試合を行なわれた。やはりDDTの一大イベントとなれば、人気系列団体である東京女子の選手たちも欠かせない。それが路上プロレスであれ、今回のようにスタジオが舞台であれ、どこにでも出没してみせるのがDDTグループの選手というもの。
スタジオビル「シャトーアメーバ」を舞台にした今回の路上プロレスに登場したのは、坂崎ユカ&瑞希の元タッグ王者コンビ「マジカルシュガーラビッツ」と上福ゆき&白川未奈の「PINK READY」。グラビアでも活躍する、東京女子の名物タッグだ。
上福と白川は写真集の撮影のためにスタジオを抑え、カメラマンも手配したという。しかし、そこに居合わせたのがマジラビ。この2人も「グラビアの撮影があるから」とこのスタジオに呼ばれたという。
完全なダブルブッキングだったが、レスラー間のトラブルは試合で解決するのがDDTの流儀。というわけで急きょ試合が始まったのだった。偶然にもその場にレフェリーがいたのが幸いしたと言っていいだろう。
マジラビは上福が持ち込んだキャスターつきのイスを奪うと相手を乗せて高速回転。坂崎は巨大ラダーで一撃を加えると、瑞希がフェイスロックで白川を捕獲。
ここで今度は坂崎がガス噴射器を持ち出し顔面に噴射。白川の顔面が白く凍るという大惨事に。通りがかった男色ディーノたちが「かなりフェティッシュ」と息を呑んだほどの異様な光景であった。
両チームはスタジオを飛び出してビルの正面玄関へ。白川が得意のロメロスペシャルを受け付けカウンターで決め、タイするマジラビはダブル攻撃。警備員に謝りつつスタジオに戻ると、最後は坂崎と瑞希が同時にラダーに上り、そこから超高角度のダイビング・ボディアタック。自由すぎる闘いぶりでディーノたちを愕然とさせ、インパクト絶大な試合は終了した。
と、ここで本来の目的を思い出したディーノがバッグの行方を聞くと、マジラビの2人は「5階?」とアッサリ答えを教えてしまう。一方、白川はダウンしながらも自分の胸を指して「バッグ……エアバッグならここにあります」。試合には敗れた白川だが、グラビア仕込みの“圧の強さ”を最後まで発揮したのだった。
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