『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、歌手の広瀬香美が登場し、「歌手になりたくなかったのになっちゃった先生」としてしくじり授業を行った。
▶︎映像:広瀬香美、激太りでも胸が大きくなって喜び「うれしかった!」(21分ごろ~)
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、乃木坂46の高山一実、日向坂46の齊藤京子、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔らが出演。
「ロマンスの神様」で大ブレイクし「冬の女王」と呼ばれる広瀬。現在はYouTuberとしても活躍中だ。そんな広瀬は「歌手としての才能があったのに、変なこだわりを持ち続けた結果、しくじってしまった」と告白。
4歳半から音感レッスンに通い、絶対音感がある天才音楽少女だった広瀬は、日常会話の発音もすべて音階に聴こえていた。友達の名前をドレミに変換するなど、絶対音感を使って悪ふざけをしたところ、小学校でクラスメイトから気持ち悪がられてしまう。絶対音感に取り憑かれ、すべてがメロディーに聞こえてしまう広瀬は、よく熱が出て眠れない幼少期を過ごした。
家庭は“音楽スパルタ家族”で、ピアノ練習を毎日1時間半、練習しないと家族全員ごはん抜き、「クラシック音楽以外は邪悪なもの」とテレビ視聴NGなど、超スパルタ英才教育だった。そのため、当時の大人気アイドルのピンク・レディーを知ったのも、友達経由だったという。
クラシック音楽の作曲家が夢だった広瀬は、超難関の国立音楽大学の作曲学科に入学。超難関とあって、15名のクラスのうち現役生はわずか4名。ほとんどが浪人生で、最高9浪の人もいた。
入学して半年後に行われた前期テストは「曲の導入部分を提示され、続きを今日中に書け」という内容だった。広瀬の頭にはいいメロディーが浮かび、自信満々だったが、クラシックのルールからは逸脱した曲を提出したことで、15人中15位と最下位の成績となってしまった。
落ちこぼれて人生初の敗北を味わった広瀬は、ストレスで暴食し、激太りしてしまう。ハンバーガー屋やスーパーで大量に買い込み、思い切り食べていた広瀬。これに授業を聞いていた澤部は「フードファイターの才能も(神様が)くれてる」とツッコミ。
このしくじり経験から、広瀬は「世の中にはすごい人がたくさんいる」とわかったといい「グレずに現実を受け入れよう」と教訓を語った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)