4月11日、「AbemaTV」の本開局記念特番である「有名人1日ガチ生撮り 市川海老蔵」の密着が終了、当初の目標の視聴者数50万人を大きく超える116万人という結果に終わった。当初は乗り気でなかった海老蔵も「やってよかった」と笑顔で12時間密着という無理難題とも言える企画をやり遂げた感想を語った。
海老蔵は116万人という結果に触れながらも、放送中に歌舞伎の生放送ができたことについて、「100万人が歌舞伎を見たってなると、歌舞伎座の10ヶ月興行に相当するわけですから。これは嬉しいよ」と本心を吐露した。
以前行われた同様の企画でお笑い芸人の渡辺直美の密着企画では累計視聴者300万達成で1000万円相当のレクサスが贈呈されるという基準だったのを耳にした海老蔵は「僕は3分の1達成したんだから333万円位のものをくださいよ」とサイバーエージェント藤田晋社長にねだる一幕もあった。
歌舞伎を生中継するという前代未聞の企画は海老蔵の「歌舞伎をもっと多くの人に知ってほしい」という思いから始まった企画でもある。一般人から「とっつきにくい」「難しい」と思われがちな歌舞伎をより身近なものに感じてもらうために海老蔵自身、様々な取り組みを行ってきたことも番組中に語られた。
藤田社長も参加したことのある、初心者でも楽しめるための歌舞伎を行っている「ABKAI(えびかい)」では桃太郎や花咲かじいさん、浦島太郎など日本人ならだれでも聞いたことのあるお伽話がテーマになっている。
番組は海老蔵のブログ更新と共に放送されてきたが、ブログには「本当最後までありがとうございます。本当に長時間ありがとうございました!今日は少し飲もうかな…」と投稿。満足気な様子で密着企画は終わった。