4月18日、AbemaTVにて「Abema news/開局SPECIAL」として『スマホで朝生!』が生中継され「激論!人工知能(AI)と日本の未来」を中心に語り合った。同番組はテレビ朝日系『朝まで生テレビ!』ネット版だ。司会は『朝生』の司会でもあるジャーナリスト・田原総一朗氏(82)で、メインパネリストとして堀江貴文氏が登場した。
ドワンゴ取締役・夏野剛氏と書評サイトHONZ代表・成毛眞氏の間で「日本の経営者の無能・有能論争」繰り広げられた。夏野氏が「無能では?」と指摘したところ、成毛氏はユニクロ、村田製作所、トヨタ自動車などの経営者の名前を挙げ「この人達も無能か?」と質問。これに対し、夏野氏はアメリカのGDPが増えているのに対し、日本は停滞しており、ここには大企業の経営者の手腕に疑問があるといった意見を述べた。
それに対し成毛氏は「日米でもいい企業同士、悪い企業同士を比べるべき」と意見し、田原氏による「日本はサラリーマン出身経営者が多い」という指摘に成毛氏は「アメリカもそうですよ」と反論。さらにはウーマンラッシュアワー・村本大輔がシリコンバレーに優秀な経営者が多いと意見すると堀江氏が「クソ経営者が多い」と述べた。
これに対し、夏野氏は「アメリカはアホ経営者であっても、投資するカネが何十倍もある。無駄遣いをするヤツもいるが、大成功するヤツもいるので、結果的に全体的にはカネが多くなる。日本の場合、ゼロから作った会社がトヨタの時価総額超えるか? 超えないでしょ?日本企業の内部留保が330兆円、お金が回らない、人が回らない。半分ぐらい大企業は人はいらない」と、日米の差を述べた。
しかし、成毛氏は「僕、アメリカの企業に勤めていたけど、(アメリカでも)半分いりませんでしたよ!」とまたもや反論し、2人の議論が活発化した。
こうしたやり取りを見た堀江氏は「このお二人が、『朝まで生テレビ!』の野坂(昭如)さんと西部邁さんのポジションにいて、意見がちょいちょい対立していて面白かった」と絶賛。
そしてエンディングに向かっていったが、田原氏は「相当今日は普通の番組じゃないこと言ってたよね」と振り返ったうえで、82歳の記念品を番組から贈られ「僕は不器用だから、嫌な仕事をしないから、82歳でも現役でいられる。偏見の塊。あまりにも偏見の塊だから文句が怖くない」と述べてこの日のネットでの「朝生」が楽しかったと締めた。
さらに田原氏は「今度は地上波でやりましょう」と述べ、堀江氏が「地上波でやると、みんな言いたいことを言えなくなる。僕は言うけど」とどんなステージであろうとも自由に発言すると宣言した。
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