大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(H.I.S)が11日発表した“抽選で選ばれた旅行客が海外に向かう際、『東大美女図鑑』のモデルとなった東京大学の現役女子学生が隣に座ってくれる”というキャンペーンが、即日中止になるという事態になった。

その問題について、『AbemaPrime』で何人かの東大女性に意見を求めたところ、
「企業と提携し始めてすごいなとは思ったけど、女性を売り出しすぎたのかなって…
「需要と供給があれば、いいんじゃないでしょうか」
「学生は勉強を頑張らせてほしいなと…。企業がそんなものに頼らないといけないの?とは思います」
など、意見が分かれた。また一般男性に対する取材でも、
「いいと思います。楽しそう」
「商品にするものではない」
とさまざまな見方も寄せられた。
この問題について、東大の現役大学院生・田中真知子さんのほか、日本にいる女子留学生に話をきいた。集まってくれた留学生は、
韓国/チョ・ヒョンビさん
中国/シュ・ショウイさん
スウェーデン/ワルテンソン・マーリンさん
の3人。
田中さんは、
「女性性を売りにしたらすぐバッシングされる風潮があるなかで、あえて打ち出してビジネスの商機を見出したところが、よくやったなと。ビジネスチャンスを見出すなら引くべきではなかったが、打ち出し方にもっと工夫に必要だった」
とコメント。自身は「東大生っていわれるのも、女子っていわれるのも抵抗がある」が、「使えるものは使ったほうがいいという(椎木の)価値観もわかるので、打ち出し方がまずかったのかなと」と、あくまでも内容というよりはキャンペーンの露出方法に問題があったのではという見方を示した。
その他、韓国・チョさんは「韓国ではダメだと思う」、スウェーデン・マーリンさんは「絶対だめですね。女性を商品として使うのはありえない。こういうビジネスは決して出ないと思います」と厳しいダメ出し。中国・シュさんは「やる時点でいろいろ調査をしてからだが、やると決まったらやめさせないと思います」と、キャンペーンをやる前の準備不足を指摘した。
ちなみに日本では女性アイドルの握手会やタッチ会などがあるが、矢口は「握手会がダメになったら、アイドル界が大変なことになる!」と言いながら“シャレにならない”といった表情をみせ、“セクハラ”っていうくくりが難しくなっていますよね……」とコメント。番組中は、「昔なら良かったかもしれないが、今の時代だと賛否の『否』が多いんじゃないかな、と。時代が悪かったですね…」ともつぶやいていた。
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