超過激なアポなし突撃取材で、銃規制、対テロ戦争、医療制度、資本主義など、社会問題を一刀両断してきたマイケル・ムーア待望の最新作『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』から本編映像が解禁となった。
アメリカ復権をかけて、ヨーロッパのジョーシキを侵略するミッションに挑むことになったマイケル・ムーアはフィンランドの学校に向かう。ここではアメリカ人教師が働いているという。
アメリカの教育とフィンランドの教育の違いについてムーアが尋ねると、女性教師はアメリカで教育実習をしていた際の思い出を語り出す。
「アメリカで教育実習をした時、近隣の学校の教え子に、”将来なんにでもなれる”と言ってた。」
女性教師が語る中、映像はアメリカの子供たちを映すが入り口で持ち物検査をされていたり、ごみごみとした廊下を怠そうに歩いていたりと、どこか雑多で殺風景だ。
「本当はウソなのに。」そう話すと、映像には5歳くらいの男の子がどこかおぼろげに空を見つめる姿が映し出される。その姿は悲しげに見え、私たちに何かを訴えかけているように見える。
一方でフィンランドの教室の映像が映し出される。子供たちはそれぞれペンキを持って自分でギターに色を塗ったり、ディスカッションに積極的に参加したり、数学の数式を解きながら笑顔を浮かべ、先ほどのアメリカの様子とは対照に生き生きと学校生活を過ごしている。
女性教師は、「でもフィンランドでは子供の将来を見据え希望に沿った内容を教えてる。”好きなものになれる”って言葉にウソを感じないの。もう夢の実現に向けて歩みだしているから」と語る。
複雑そうな顔をしながらも笑顔を作る女性教師に、ムーアは「アメリカの子にはない環境で羨ましく思うよ」という言葉を投げかける。その声は悲しげで、アメリカの子供たちを思い、心を痛めている様に聞こえる。
フィンランドとアメリカは、なぜこれだけの違いが出てしまったのか?そこには驚きの事実が!
『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は、5月27日(金)より全国ロードショー
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